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2012年10月15日 (月)

清里の紅葉はまだだった

5週間ぶりに清里の山荘に行って来た。前回、9月の初めに出かけたときにはまだ残暑の尻尾が残っていたが、今回、10月も半ばにさしかかるとさすがに横浜でも秋ムード、午後に出発するときも、長袖シャツにベストを羽織ってちょうど良いくらいだった。
が、標高1400メートルの山荘に着いてみると、陽が落ちたばかりというのにもう10度を切りそうなところまで気温が下がっていた。平地の11月下旬の寒さ...天気予報である程度の覚悟はしていたものの、やっぱり震え上がった。

これはたまらぬと早速アウターをもう1枚重ね着し、例によって床暖房だけでなく暖炉も焚いて、1時間後にやっと人心地がついた。これくらい寒いだろうとは予想がつかないわけではなかったが、横浜を出るときがそうでもないので、いつも同じことを繰り返す。
ムッシュは長時間のドライブに愚図りもせず、寒さもさして苦にならない様子で元気にしていたが、夜半から早朝にかけては気温が一桁台に下がって冷え込むということだったので、寒気を防ぐためにケージのまわりを毛布で囲ってやった。

翌朝は快晴、だが寒い。けれどもムッシュの朝の散歩はいつも通り、胸一杯に吸い込んだフィトンチッドが美味しく感ずる。彼も自分も既に十分に齢を重ねている身だが、お互い変わらずにこうして元気でいられるのが有難い。
3連休の後の週なので、森の中は人影も疎らだったが、それでもご近所には秋を過ごしに見えているお宅もチラホラ。自分たちだけしか来ていないらしいときは、静かではあっても何となくモノ寂しいが、そんな他の人の気配が窺えるとホッとする。

森の家々も25年近くも経つと、オーナーが高齢化して管理・維持が難しくなるケースが増えるらしく、我が家の周辺だけでも、お向かいの2軒と一つ措いた隣の1軒のオーナーが変わったが、どうやらその中の1軒の方が、自分たちの直前に見えていたようだった。
玄関ドアの把手に、挨拶の書面と品の入った袋が下げられていたが、このような場所では珍しくご丁寧なこととお人柄が偲ばれて、こういう方が増えると山荘ライフもより潤いのあるものになるのにネと、家内と話し合った。

ところで、森はすっかり秋めいた雰囲気なのに、家の周りの木々はほとんどまだ黄にも紅にも染まっていない。横浜の自宅の方でさえもハナミズキなどがいい色になっているというのに、こちらはどうしたことなのだろう。例年ならこの近辺はもうそろそろで、来週・再来週あたりが見ごろになるはずなのだが...。
なので、足を延ばしもうチョッと標高の高いところまで上ってみれば、もしかして紅葉にお目にかかれるかも知れないと、モノ好きだがその翌日に、八ヶ岳中腹の「サンメドウズ」(清里スキー場)へ行ってみた。

スキー場と赤岳登りの道すがら、両側の雑木林のところどころに紅く染まったウルシやドウダンツツジの木が見えたので、これは期待できるかと思っていたが、1600~1900メートルのゲレンデはもちろん、その背後2300メートルの牛首山も、はるか仰ぎ見る2900メートルの主峰赤岳も、わずかに黄褐色に色づいてはいるものの、紅葉にはほど遠かった。
“どうやら今年は少し遅れているようですね”と、乗客もなく手持無沙汰にしていたリフトのお兄チャンがそう言っており、自分たち同様に足を運んできていた他の観光客も、口々に“そのようだね”と言いながら戻って行った。

スキー場のムッシュスキー場に、それも雪のないシーズンオフに来たのは実に久し振り。いつの間にか滑らなくなってから、かれこれ10年(もっと?)以上経つが、よく行っていたころとほとんど変わらないセンターハウスの佇まいや、そこからの360度の大パノラマが懐かしかった。
連れて行ったムッシュは、日ごろ見慣れない広大な芝生の原っぱに大喜び、元気一ぱい走り回っていたし、係員の人たちとアレコレ今昔話もできたので、紅葉は見られなかったが、何やら楽しい気分になって帰荘した。

紅葉の遅れとは関係ないだろうが、今年は夏に二男が笹刈りをしてくれたこともあって、久方ぶりに庭にはキノコが群生していた。...けれども、素人の自分たちでも食用とわかっているお馴染みの3種(チャナメツムタケ・ハナイグチ・シモフリシメジ)は見つからず、どれも、何となく見知ってはいるような気はするが確信の持てないものばかり。
だったら放っておけばいいのかも知れないが、ともあれ勉強のためと、サンプルを採取して図鑑で調べてみることにした。しかしこれは根気の要る作業で、いつも途中で目と頭が痛くなり、いい加減のところで“ワカラン!”と匙を投げ出す結果になる。

山盛キノコ今回もまたその通りで、山盛りに採ってきた各種のキノコを2時間ほど矯めつ眇めつし、図鑑の写真と首っ引きしたが、結局、一つもわからないままギブアップしてしまった。
我が家は家内も自分も、食材としてのキノコも大好きで、シイタケ・シメジ・ナメコ・エノキ・エリンギなどは常食(マツタケも何とか年に一度くらいは)しており、ここでの山荘暮らしを始めた理由の一つにも、自分の家の庭で美味しいキノコ(前述のような)がどっさり採れるからということがあった。

数年前までは、そんなわけで秋に山荘を訪れてキノコ採りをするのが無上の楽しみだったが、どうやら樹々が大きくなり過ぎて地面の日当たりが悪くなったせいか植生が変わってしまい、以前は毎年生えていたお馴染みのキノコが顔を出さなくなってしまった。
それもあって5年前には、高木を30本ほど伐採してもらったのだが、一たん変わってしまった植生は、オイソレとは回復しないようだ。でも今年の秋は、正体はよくわからないがずいぶん沢山の種類と量のキノコが新たに生えてきたので、この先に希望が持てそうだ。

今回の来荘はわずか3泊4日、幸いお天気はまずまずだったが、上のスキー場以外はどこにも出かけず、庭や近所の散策と読書三昧で過ごした。でも今回の主たる目的は、家内が夏の初めに避暑させるために運んで来ていたセントポーリアの鉢たち(30鉢ほど)を、本格的に冷え込む前に持ち帰ることだったから、とりあえずこれでいいノダ。
何だかワケがわからないのに連れて来られてすぐにまた帰るという忙しい思いをしているのはムッシュだけ。なのに、何の文句も言わずそれに適応してくれているからホントに可愛いと思う。

サテ、こんど来るのはおそらく11月の中~下旬、今年最後ということになるだろうが、この1年も時間の過ぎるのが早かった。
数えてみると今年は、山荘に来たのが次回を含めても6回にしかならない。だんだんこうやって回数が減って行くのだろうか...。

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コメント

この13.14はポールラッシュ祭天気もよくってもりあがったようですね。きのこも今年は豊作とか?
私20日すぎに山に入るつもりです。
お体経過良好が何より、行楽芸術の秋をお楽しみください。

投稿: まみ | 2012年10月16日 (火) 08時25分

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