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2012年9月 3日 (月)

残暑なお厳しく...

8月がいつの間にか終り、9月に入った。が、夏はまだ終わっていない。“9月”という字面だけ見ると、どちらかと言えば秋に差しかかったような感じがするのだが、先月からチットモ衰えを見せないこの暑さは何なのだろう。
昨年もこんなだったか...一昨年も...と思い返してみるが、どうもハッキリと記憶が蘇って来ない。もっと過去の、いくつかの特定の年のことは憶えているのに...。これって、ボケの兆候か?

記録によればここ数年は毎年、それこそ“記録的”な暑さが続いているようだが、なぜか記憶は途切れ途切れ。もしかしたら3年続けて手術し、どの年も初夏から秋にかけて検査だ入院だと、暑さを気にするどころではなかったからかも知れない。
ただ、昨2011年は大震災後の節電・エアコン自粛のため寝苦しい夜を幾夜もすごしたこと、4年前の2008年は自宅建て替えのための家財整理・引っ越し準備で茹だるような暑さに気息奄々、ダウン寸前になったことは強く記憶に残っている。

今年は世界的に見ても過去最高の暑さだというが、さもありなん。毎日玄関先の鉢植えや庭の草木・芝生に水遣りをするのが自分の役割になっているが、朝の9時ごろからすでに灼けつくような直射日光で、鍔広の麦わら帽子とサングラスを忘れようものならたちまち首筋と脳天と目をやられてしまう。
ムッシュの散歩はさすがに、夏場は陽が高く上がる前と陽が翳ってからだけにしているが、昼寝の後にもするのが習慣になっているので、本人(犬?)が嫌がらない限り用足しがてらにごく短時間連れ出すけれども、そのときも、人犬ともにキャップは欠かせない。

夏はご近所の顔なじみのワンちゃんたちに会う機会が少なくなっているのでどうしているのかそのパパやママにお話しを聞くと、老いも若きもみんな、エアコンを効かした部屋に閉じこもって、外へ出たがらないのだという。
そこへ行くと我が家のムッシュは、もうすぐ12歳になるというのに元気なものだ。この暑さに、舌を出してハァハァゼイゼイは言っているが、動きは鈍くなく食欲も旺盛で、夜はよく眠るしお腹の具合も良好。察するに、加齢とともに無駄な体力消耗をしなくなり、休むときはしっかり休んでいるのがいいのかも知れない。

自分たち老夫婦も、有難いことに夏バテ知らずで過ごせている。鰻やステーキなどスタミナ溢れる食事を積極的に摂るようにしているわけでもなく、栄養ドリンクなどを常用しているわけでもないが、まずまず元気に日を送っているという自覚がある。
思うに、ムッシュ同様、齢相応の無理のないペースで起居していることがそれを支えているのだろう。それに、結果論的に覚ったことだが、エアコンなどを安易に多用せず、せいぜい扇風機を活用して、なるべく自然の摂理に副った防暑をしていることも...。

我が家では、子供や孫たちが訪ねて来たり来客があったとき、長時間の外出から帰宅したときや室内がよほど高温になっているときなどはその限りではないが、ムッシュが昼・夜就眠するとき、自分たちが夜入眠するときなど以外には、基本的にエアコンは点けない。
その代わりに、在宅中、起きている間は、家中の窓と言う窓は開放し、食堂・居間・書斎では扇風機が大活躍をしている。ただし、自分も家内も入眠時にはタイマーで30分から1時間エアコンを点けるし、夜中や早朝に目が覚めて眠れなくなったときなどにもそうする。もちろん冷房温度はエコ効果のある28度にセットして。

最初は、せっかく家を新しくして各室にエアコンを付けたのだから、より快適に暮らすためフルに活用しようと思っていたのだが、あの原発大事故とそれによる電力不足・料金高騰で考えが変わり、エコロジーとエコノミーの両エコを意識するようになった。
特に緻密な計算をしていまのような使い方をしているわけではないが、これで熱中症的な体調になったこともなく無事に過ごしているのだから、そう見当外れなことにも当たらないのだろう。

もちろん、これでまったく暑くないはずはないし、涼しいとまで強弁するつもりはないが、昨年・今年の二夏の大部分をこの方式で過ごしてみると身体の方が順応してくるもので、そんなに苦しくもなく何とか凌げてしまっている。
だいたい、半世紀近く前、6畳一間のアパートに新所帯を持ったころ、そして子供が生まれて3DK の集合住宅に移り住んだころまでは、エアコンなど想像外で、長男・次男が赤ん坊の時代は、いつもおデコをシッカロールで真っ白にしながら扇風機だけで頑張っていた。

オフィスも、自分が入社したリーダーズダイジェストは当時としては相当先端的な自社ビルだったが、土・日曜は休日でエアコンを停止してしまうため、真夏の休日出勤では内緒で、上着を脱ぎ捨ててランニングシャツにステテコという前近代的な姿で仕事をすることもあった。
そんな時代の夏の涼み場と言えば、デパートと喫茶店。街の要所々々にあり、仕事で外を回っているビジネスマンが途中でチョッと立ち寄っても別段の不自然さはないので、吹き出た汗を引っ込めるために自分もずいぶんとお世話になった。

いま、あまりにも朝から暑い日などは、家内と食後のアイスコーヒーを飲みながら、“あのころはこんな日、どうしていたんだっけ...”などと語り合うことがあるが、なぜか二人とも、暑くてたいへんだったということは思い出せない。
きっと、若くて暑さぐらいは平気だったのかも知れないし、それぞれ家事に仕事に忙殺され、そんなことを気にしている暇もなかったのかも知れない。あるいはそのころはいまほど暑い夏ではなかったのかも...まさか、そんなこともないだろうが...。

毎朝ムッシュを散歩させているとき、自分は半袖Tシャツに短パンの超軽装だが、その横を働き盛りの近所の小父さん・お兄ちゃんたちが、長袖Yシャツにネクタイを締め小脇に上着を抱えてバス停へ急ぐ姿を見ると、ああたいへんだなァと思う。
同時に、子供たちや娘婿にも思いが及んで、ご苦労さん、元気で頑張ってくれョと祈る。そして自分にもかつてはそういう日々があったことを思い出す。何とか恙なくここまで辿り着けていることを誰にともなく感謝しながら...。

ところで、この1ヵ月というもの雨らしい雨が降っていないが、そろそろ台風シーズン...急に大雨がやって来るなどということはないのだろうか。
生来、どちらかというと雨はあまり好きな方ではないのだが、こう日照り続きだと、一雨あってもいいかという気になってくるから勝手なものだ。

根拠はあまりない体感お天気屋の希望的観測だが、暑さも今週あたりをピークに、後は少しずつ治まって行くばかりではないのだろうか...次回をアップするころにはもしかしたら秋の気配も忍び寄っていたりして...。

と、そう願いたいのだが、果たしてそんなに上手いことは行かないのだろうなァ。

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