« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »

2012年8月

2012年8月20日 (月)

やがて寂しき...

“おもしろうてやがて寂しき祭りかな”...3週間にわたって繰り広げられていた世界のスポーツの祭典オリンピックが終り、テレビも、自分たちの生活も、ほぼ日常に戻った。
...とは言っても、自分はとうとう、生中継をみるために夜ふかしや早起きをするということもないままに過ごしてしまったので、あまりペースは乱れずに済んでいる。が、考えようによっては、それはもはや勝負や競争ごとにも血が熱くたぎらなくなった証拠で、必ずしも喜ばしいことではないのかも知れない。

ともあれこの期間の自分は、オリンピックに夢中になるよりむしろ、静養にいそしんでいたと言った方が当たっている。前回おことわりしたように、夏休みのつもりで横浜の自宅を離れ、ずっと清里の山荘で暮らしていたので...。
今回は思い切って例年よりも長く滞在することにし、かつ、休養を第一目的としていたから、パソコンなどはあえて持って行かず、図書館から借りて来た長編小説を4冊ほど携行したが、すぐに読み切ってしまい、ずいぶん暇な時間が出来た。

ムッシュ毎年のことだけれども、この時分の清里の気温は平地と10度は違い、朝夕は何か羽織らなければいられないほどだが、日中は実に快適な涼しさで、茹だるような暑さの平地からやって来ると、まさに生き返る心地がする。
ムッシュも、横浜では外の暑さに閉口して、大好きな散歩もためらいがちだったが、ここでは嬉々として外へ出たがり、一日何度も森の小径をアチコチへ歩を延ばし、おかげでこちらもいい運動になった。

 

室内でも、横浜の家ではクールダウンしてやらねばと気を遣って、エアコンを点けたり、扇風機の風を当てたり、クールマットを抱かせたりしていたが、ここではまったくそんな心配は要らず、彼は、毛足の長いムートンの上で気持ち良さそうにまどろんでいた。
そんなわけで、着いてしばらくは特にどこかへ出かけたいという気も起こらず、人犬ともひたすらノンビリしていたが、気がついてみたらいつのまにか、数日が経過していた。無為に過ごしたようにも思えるが、たまにはそのくらいがいいのだろう。

もともと長期滞在のつもりだったから、食材はある程度は持ち込んでいたが、野菜や果物やデリ類は現地調達を最初から予定していたので、十分休養がとれたところで買い出しに。管理センターの売店、コンビニ、そしてスーパーを回る。
スーパーは、過日のブログで「ひまわり市場」のことを書いたら、社長のNさんから“立ち寄ることがあったらぜひ声をかけて...”というコメントをもらっていたので、偶然遭遇することもあるかも知れないと、そこへ行ってみることにした。

とは言え顔を見知っているわけでもないので、家内が店内で買い物をしている間ムッシュと遊びながら外で待っていて、お年寄り(自分もか!)に傍のベンチに座るようにすすめていた店員らしき青年に今日は社長はいるかと尋ねてみたら、何と彼がNさんだった。
自分のブログを読んでコメントを寄せてくれたことを感謝したら、店のことを取り上げてもらって嬉しかったと逆に礼を言われ、その日の朝捥ぎの桃をもらってしまった。最低3日くらい置いた方がよかったのだが硬いのも好きなので2日で食べたが美味しかった。

ところで今回清里の森に行ったら、地デジになって以来NHK1、2と山梨放送、テレビ山梨しか映らなかったものが、テレビ静岡と静岡朝日テレビ、それにどこの県の局かよくわからない第一テレビなるチャネルまでが映るようになっていたのでビックリした。
以前、地デジ化支援機構に調べてもらって、当時映っていた4つのチャネル以外を受信するにはアンテナの調整あるいはブースターの変更、配線の見直しなどが必要と言われていたのだが、どうも過日の強風でアンテナの向きが変わったようだ。それしか考えられない。これがほんとの“どうした風の吹きまわしか...”というヤツだろう。

遊歩道毎年のことだが、今年も横・裏庭の笹が伸び放題に伸びていた。けれども、だんだん自分に無理が利かなくなったため、二男がそれを刈り払いするために用意を整えて来てくれた。長男も合流するはずだったが、仕事が忙しくて都合がつかなかったようだ。
1人で全部やるとすれば2泊3日の中1日作業だけではとてもカバーし切れぬ広さだが、枕木を敷設して作った庭内遊歩道とキノコの好生スポットだけは仕上げてくれて、大いに助かった。自分も、何日にも分けて、家屋の周りの雑草を刈った。

 

伸び放題と言えば、笹や草だけでなく木々の枝葉も...。先月、玄関先のカラマツの巨樹を伐採してもらって、その辺りはだいぶ日当たりが良くなったが、それでも、近くのカツラや反対側のトウヒの枝が軒に迫っていて、早晩何とかしなければならなくなりそう。
みんな、23年前に家を建てたとき一たん裸にしてしまった森を復元するために植樹したものだが、こんなに成長するとは予想していなかった。この分では来年また、かなりの規模の間伐か少なくとも枝落しをしてもらわなくてはならない。

トンボ夏の真っ盛りに行ったつもりだったが、長くいる間に、森にはどことなく秋の気配も押し寄せて来て、散歩の道すがら、黄色のオオマツヨイグサや薄紅色のハギそして青紫色のギボシなどを見かけることもあった。名もない低木の枝先にはトンボも止まって...。
今回はさすがに、ウールのセーターを着るほどのことはなかったが、それでも、山荘の内外にいるときは長袖の綿カーディガンを離せなかった。横浜の家ではシャワーしかする気がしなかったが、山荘へ来てからは毎晩バスを使っていた。

 

ただ家の中にいるだけでも、そして時折り付近を散歩するぐらいで十分夏休みの醍醐味を満喫できていたので、とりたててどこかへ行こうという気にもならなかったが、二男もわざわざやって来たことだし、家内の炊事の手間を少しでも省けたらと、たまには外食しようと提案して清泉寮のファームショップの方のカフェへ行って来た。
あまりにも定番的だが、森の中のショッピングアーケードを除くと山荘からいちばん近いし、ドリンクバーでジャージ牛乳を初め有機栽培のコーヒーやフルーツジュースが飲め、自分の好みのサンドイッチ類も揃っているので、つい繁く足が向く。

...と、これと言って何も変わったことも珍しいこともないまま、今年の夏休みも終わった。日数を数えてみるとけっこう長かったはずなのだが、過ぎてみれば呆気ないくらい...横浜に帰って来て、連日の暑さに早くも里(山?)心がついている。
すっかり秋になる前にもう一度行くつもりでいるが、いつにしようかと迷う。こんどは、行こうと思えばいつでも行けるし好きにすればいいのだが、なかなか腰が上がらない。行けば気持がいいのはわかっていても、正直のところ行き帰りが億劫なので...。

以前はこんなことはなく、思いついたら即、行動だった。それがこんなためらいを感ずるのは、やっぱり齢をとったということか...。

でも、できたら飛んででも行きたい。いまの季節、あの涼しさは何物にも代え難いから。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2012年8月 1日 (水)

森へ行って来ます

皆さまにおかれましては、まだ夏休み前でお仕事にお忙しいところ、まことに申し訳なく存じますが、老夫婦と小犬一匹はこの暑さに耐えかね一足お先に都会を脱出し、本日の午後からしばらくの間、清里の森の山荘に行かせていただくことにいたしました。
ということで、勝手ながら今回はアップを予定より少し早めさせていただき、翌回までのインターバルも通常より長くとらせていただきます。早い話が、自分どもの都合で恐縮ながら、やや長めの夏休みを頂戴したいということでして、8月の下旬に入るころにはまたお目にかかれるものと存じておりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

*  *  *  *  *  *  *  *  **  *  *  *  *  *  *  *  

                    
当初の予定では、8月前半には通院などの予定があるので後半から下旬に行く積りでいたのだが、急遽、何とか万障を繰り合せて予定を早めた。考えてみれば、その時期がおそらく最も暑い盛りになるだろうし、そこを逃しては折角の避暑効果も半減...とまでは行かなくても3分の一減くらいはしてしまうだろうと思ったからだ。
標高1300~1400メートルの清里の森は、管理公社のウエブサイトから覗ける現地の天気予報によれば、平地で35度前後の猛暑が続いているこのところ、ずっと最高25度前後、最低16、17度で推移しており、それがしばらく続くようだ。

先週は、そんなわけで、もともとの予定があったところに繰り上げ予定が加わって、久し振りに独りで渋谷に出かけたほか、2つの病院に行き(ただしまた何か病気をしたわけではなく、定期検診の一環)、家内とたまプラーザで食事もするなど、暑い中をけっこう元気に動き回った。
出かけるとなると、やっぱり楽しみの一つは買い物で、それも、主に衣服類ということになってしまうが、スーツとかジャケットとかはもう一通りも二通りも持っているので、このごろ手を出すのは、いくつあっても邪魔にならない、衝動買いしたことを後悔しない程度のお手軽価格の、季節のカジュアルウエア。

先日もツイ、照りつける太陽の下で軽快に着こなしている自分(?‼)をイメージして、真っ白なピケのパンツと白地にネービーのボーダー柄ポロシャツ、それにツートーン・グレイの涼しそうな色合いのジュート・ハットまで買ってしまった。
一方、ネットでも、相変らず飽きずに懲りずにチョビチョビと、何かしらを買っている。最近買ったものは、マリーンテイストの白のシャツパーカーと、ブルーとグレーのハーフ・カーゴパンツ。ハーフパンツは早速着用しているが、他は近所着には顰蹙を買いそうなので、清里に行ったときにでも着ようかと、まだクローゼットで眠らせている。

オリンピックは、生中継を見逃すまいとテレビに齧りついているほどではないが、それなりに関心を持ち、ニュースその他特集番組でウォッチしている。年齢のせいで気持ちがあまり高揚しなくなってしまったためか、結果に一喜一憂するほどのめり込めないでいるが、滅多に見られないスポーツのビッグイベントとして、十分に楽しんではいる。
ただ、金・銀・銅のメダルを選手自体が目指すのは、目標だろうしモチベーションとして当然のことだが、メディアが獲得予想的な騒ぎ方をするのはどうも気に食わない。余計なことは言わなくていいから、競技自体をジックリと伝えるようなドキュメンタルな報道姿勢をとってくれた方がいい...などとへそ曲がりに思っているのは自分だけだろうか...。

開会式はなかなか良かった。さまざまな仕掛けもさることながら、自分は、観客一体となっての「ヘイ・ジュード」の合唱に感動した。ポール・マッカートニーの歌唱ではなくて、あの曲自体に改めて共感し、このようなイベントにもピッタリ来るメッセージ性を感じて、テレビ画面を見ながら思わず一緒に歌っていた。
どうでもいいが、ちなみにこの曲は自分のカラオケ十八番の一つでもある。演歌好きの友人達との場では洋楽を歌うのはなかなか肩身が狭いが、それでもこの曲は、最後の“na na na  na na na na  na na na na  na na na...”の繰り返しのところで大いに座が盛り上がるので、たまに締めの曲として歌わせてもらうことがある。名曲の力なのだろうナア...。

...オッと、脱線してしまったが、オリンピックはいまのところまだ、全日程の3割程度を消化したばかりで、これからがメインイベント。今回清里にはパソコンを持って行かず、時間は余るほどできそうなので、案外毎日ドップリとテレビ漬けになってオリンピックをウォッチすることになるかも知れない。
けれども、せっかく涼しいところへ行くのだから、あまり熱くならないように気をつけなければ...。

お休みをいただくためのご挨拶のつもりだったが、直近の由無し事をダラダラと書き連ねてしまい、まことに失礼いたしました。
それでは行って参ります。あちらでの様子は、またこの次にご報告ということで...。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »