« 拡大するネットショッピングのシニア市場 | トップページ | 冬の星座 »

2012年2月 6日 (月)

立春とはいうけれど

暦の上では、寒が明けて春に入ったことになるらしいが、実感的にはそんな印象のまったくない寒さが続いている。齢をとったせいか、体調の問題でそう感じるのか...、屋内に居るときはいいが、ムッシュの散歩などで外へ出ると、かなり着込んでいても冷気が身に沁みる。昨年も一昨年もこれほどの寒さではなかったような気がするが、どうだったろうか。何十年か振り返っても、これだけ寒い1~2月は、自分が記憶する限りではなかったような気さえする。記録では、1963年の1~2月がもっと寒かったらしいけれども、当時は若かったからか、そんなだったことはまったく覚えていない。弱音を吐くようで情けないが、早く、暦の上だけでない本当の春が来ないかと待ち遠しい。
巷では、まだインフルエンザの勢いが衰えないようだが、昨年早めに予防接種をしておいたお蔭で、自分たちはどうやらそれを免れているようだ。暮れから正月にかけて珍しく風邪気味だったが、あれはそういう流行性のものではなかったらしく幸いだった。寝込んだわけでもなし、その後アチコチに出かけても無事でいるから、体調がどうのこうのとはボヤいていても、結局のところは元気ということなのだろう。三年続けて手術を受けたことを考えれば、有難いと思わなければなるまい。ただ、この数年来、冬の間中、手指の先が氷のようにかじかんで、家の中でもほとんど手袋をしっ放し。パソコンのときはもちろんだが、ケータイのキーボードもそのままで押すので、ときどき誤ってしまう。

ムッシュとの散歩も、身体を動かすという意味では欠かせない日課なのだが、あまりにも冷え込みの厳しい朝や寒風が吹き抜ける夕方は、やや気持的に逡巡することがないと言ったら嘘になる。それにしてもムッシュは、もう11歳だというのに、そして昨年暮れには歯を16本も抜かれたというのに、相変らず元気だ。小柄ながら快食・快眠・快便でよく走り回り、結構な高低差もものともせずにジャンプ・アップ&ダウンする姿には感心させられ、寒い寒いと嘆いているこちらは反省させられる。と同時に、いつまでもこうやってお互いに元気で、一緒の散歩を続けたいものだと心から願わずにはいられない。
ところで冬の散歩は、どうしても視線が下方に行きがちで、朝には付近の植え込みの霜柱などばかりが目に入るが、午後になって少し遠くに目をやると、近所の神社の木々に陽光が映えていて、そこだけ少し春めいた感じに見える瞬間がある。でも日蔭に入ると、モロに吹き抜ける寒風に晒されて、たちまち厳しい季節の現実に引き戻される。例年なら境内の白梅がそろそろ開花し始める時期なのだが、今年は遅れて、まだまったく色付かない蕾のまま。自宅の庭も、産毛を帯びた白木蓮が膨らみ始めたくらいで、ハナミズキもカリンもブルーベリーも、固く小さく角ぐんでいるだけ。花壇への水遣りは欠かさないでいるのだが、チューリップや水仙などの球根を埋めたところからは、まだ芽が出ていない。

旧い人間なので、節分の豆撒きもした。...というか、させられた。“福はー中、鬼はー外”と、いまさら大声を上げるのも気恥かしいし、もうソロソロ良いだろうとも思うのだが、これも初詣と同じ縁起モノなので、何か不可抗力な問題でも発生しない限り止めるに止められない。去年まではそのために毎回、炒り豆を買ってきていたが、家の中が踏み潰した豆の破片や皮で散らかって後の掃除が大変だし、ムッシュが追いかけては片っ端から食べまくってお腹をこわすし、大半は残って誰も食べずいつまでもそのままになってしまうので、今年は新機軸(家内のアイディア)を打ち出した。
頂き物の落花生があったのでそれを利用したのだ。そんな邪道を...とお思いになるかも知れないが、さにあらず。実際に、北海道・東北・信越・南九州などには、それがスタンダードになっている地方もあるという。本来、大豆は夏の作物なのに対し落花生は秋冬の作物で、殻つきの落花生だと一度撒いたものも後で拾って食べられるとかいう理屈もチャンとついているようだ。恵方巻も、食べても食べなくてもどちらでもいいと思っていたのだが、せっかく家内が作ってくれたので、北北西に向かい、有難くかぶりつかせていただいた。いまの自分にとってはボリューム的にもて余すほどだったが、それだけでは身体が温まらないなどと我儘を言って、ポトフも作ってもらった。        

寒くても、改まってどこかへ出かけるのは嫌ではない。数日前にも渋谷まで出て、Tさんとランチしてきた。“もうすぐ80歳ですョ”と言っているけれどもとてもそうは見えないTさんは、現在、週に5日通院し、放射線外部照射で前立腺ガンの治療中なのだが、相変らず元気に気楽に、飲んで食べて歌うイタリー人のような生活をお楽しみの様子。以前にもここで書いたように、30年前の直腸ガンに始まって、5年前の腎臓ガン、3年前の膀胱ガンを克服してきた歴戦のつわもので、“上半身はまったく問題がないので...”と、下半身の治療を続けながらもセッセと遊びに励む前向きな精神力には敬服させられる。
昨年11月下旬に高齢者講習を受け12月の中旬に更新手続きをしてあった運転免許も、先日警察署へ行って新しいのを受け取って来た。これまではズッと5年間隔だったが、こんどからは3年。引退の時期が迫っているようで淋しい気もするが、必要なことなのだろう。次回からは、高齢者講習の記憶力や認識・判断力のテストで落第点をとると、その結果が警察にもあらかじめ伝えられて、事故を起こしたりしたときには免許停止になるそうな...。3年後になるかどうかわからないが、自分自身としても、いつまでもイキがったり無理をしたりせず、ある時期に来たら潔く返還すべきなのかも知れない。ただ、そうやって、追いつめられるようにして老いを認めて行くのはイヤだけれども...。

毎年、大きなことを言っては実現できないでいるから、大げさに年頭の抱負を語るのも気が引けるが、自分で目標を掲げないとズルズルとイージーな方に流れてしまうので、一応今年も、計画だけは立てて、自分を縛っておこうと思う。もう、あまりアレコレとは欲張らないで、一冊だけ、著作をものにしたい。ダイレクトマーケティングのハンドブックのようなもので、当然、前著のような470ページもあるハードカバーの大冊(?)ではなくて、300ページ未満のソフトカバーか新書版のヤツを。もう6年前から宣言だけはしているし、その間に時代環境が変わり自分も勉強をしたので、何とかそれをいまの中にまとめておかないと...と気が急く。が、スケジュールを立てて、焦らずコツコツやって行こう。
それには健康維持が肝心だが、いまのところ、甲状腺機能低下と指先の冷えという加齢による症状を補整するための薬を常用している他は、どこといって具合が悪いわけでなく、昨年の術後の経過もまったく順調で、胃の手術をしたことを忘れているくらいだ。明日はたまたま、一昨年の前立腺の手術の1年3ヵ月後検診で駒澤の東京医療センターに行く日だが、これまでズッと順調に下がり続けてきたPSA値がさらに下がってくれれば嬉しい。いまは体調もすっかり安定して来ているから、きっと良い数字が出るだろう。

サテ、この寒波はいつまで日本列島上空に居座り続けるつもりだろうか?そろそろ、微かでもいいから、春の足音を聞きたいものだ。

|

« 拡大するネットショッピングのシニア市場 | トップページ | 冬の星座 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 立春とはいうけれど:

« 拡大するネットショッピングのシニア市場 | トップページ | 冬の星座 »