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2011年9月 5日 (月)

元気なれど、また手術

このところ、少しだけ体重も戻って、夏バテもせず元気に過ごしていたが、昨年・一昨年に続いてまたもや今年も、手術を受けなければならない破目になった。病気の話など辛気臭くて、読む方も楽しくもないだろうから、あまり気が進まなかったが、自分のようなケースは思ったよりも多いとも聞くし、誰かの何かの参考にでもなればと、また後日のための自分の備忘録として、ネグらずに書き留めておくことにした。
これまで拙ブログを読み続けていただいている方はすでにご承知のように、自分は昨年11月には前立腺ガンの小腺源(放射線カプセル)埋込手術を、一昨年8月には胃腺腫(ポリープの一種)の内視鏡によるEMR(内視鏡的粘膜切除)手術を受けている。昨年の前立腺の方はお蔭さまで、PSA(前立腺特異抗原)の数値が、術後3ヵ月毎の血液検査で、術前の6.50から3.13、2.08、そして1.20(つい1ヵ月前、術後9ヵ月目の測定値)と下がり続け、順調な経過で推移中と診断されている。

ちなみにこの数値は、一般的に4.00以下なら問題なしとされており、それがこの基準値を上回っているレベルから漸減するという変化は、放射線の組織内照射によってガン細胞が死滅し続け、限りなくゼロに近づいて行く状況を意味するが、自分の場合には、12ヵ月目の検査で1.00を切り、そのレベルが安定継続するようであれば完治ということになると言われているので、楽しみにしている。
一方、一昨年の胃腺腫の方だが、昨年8月の術後12ヵ月目の内視鏡検査で、切除したはずの個所に、また、ほぼ同規模の腺腫が発生しているのが見つかった。で、そのときの検査の結論としては、ガンのおそれはないということで、6ヵ月毎の内視鏡検査で経過観察を続けましょうということになっていた。そしてその流れでの本年2月の検査でも、変化はナシということだったが、また6ヵ月経った先月半ばに検査(術後2年目)を受けたら、表面から観察する限りでは状態が変化しているようには見えないのだが、より深層部の状態も調べておいた方が良い、という診断になり、再手術を受けることになった。

今回の手術はESD(内視鏡的粘膜下層剥離)という手法で行うことになっているが、これは、前回のEMRのような、病変部粘膜の上部だけを引っ張り上げて吸い取る方式ではなくて、より下層まで広範囲に切り取るというやり方だそうで、組織のサンプルだけの内視鏡検査や表層部だけのEMRではわからない、組織全体の検査・分析でもあるという。そのため、前回は1~2時間の手術、2泊3日の入院で済んだが、今回は手術に4~5時間、入院は最短でも1週間あまり、場合によっては追加手術などということもあるので、さらに入院日数が長びくことがあるかも知れないとのこと。
前立腺の方の回復が順調だったので、つい勝手に(というか希望的・楽天的に)、胃の方も、検診の結果は再手術などということにはならないだろうと決め込んでいたが、そうも行かなかった。が、だからと言って、率直なところ、自分としては格別に気落ちしているわけでも、あれこれ思い悩んだりしているわけでもない。これが、もし開腹手術だったら、多少は苦痛もあるだろうし、回復にも倍の時間がかかるだろうし...と、チョッと引いてしまうところだが、いまは幸いにもこの程度のことは内視鏡でできてしまうから、有難いくらいのもの。内視鏡は、これまでに通算で10回は呑んでいるから、もう慣れたもので、内視鏡手術ならドンと来い!という心境だ。

内視鏡つまり胃カメラというと、未経験で先輩から昔のそれの話を聞いただけの人は、大の男でも逃げ出したくなるほど辛いらしいという先入観があるようだが、いまは決してそんなことはない。どこの病院でも、喉の麻酔の他に鎮静剤(軽い睡眠薬)を使ってくれるから、夢見心地の中に終わってしまう。だから、その必要を告げられた人は、自分の状態の早期確認のためにも、食わず嫌いで逃げ回っていないで、できるだけ早くこれを(50代に入った男性は併せてPSA検査も)、気軽に受けることを勧めたい。
とは言え自分の場合は、正直のところ、また家内をはじめ家族には、心配と迷惑を掛けてしまうナア...とは思っている。本人としては、“度々で済みませんが、またチョッと行って来ますので...”というほどの気持ちなのだが...。自分は、祖父・叔父・母を胃ガンで亡くしているので、家系的にヤッパリ自分も...などという俗説が脳裏をかすめたりしないこともないが、その説が正しいわけでも、自分がそうと決まっているわけでもないのに、余計なことを考えても始まらない。手術と分析結果がどう出ても、そのときはそのとき。その時点での可能な最善を尽くすだけで、これほど早期に心配の芽を摘み取る機会が得られたことを、むしろ感謝せねば...と思っている。

医師の、これまでの検査の結果を見る限りでの所見は、“いまのところガンの細胞は見つかっていないが、ガンがないとは言い切れない――だから病変部分を全部切り取って、徹底的に調べるのだ”とのこと。自分としても、1年も2年も経過観察だけでジリジリしているよりも、その方が結論が早くわかって、よほど気持ちがいい。いや、ホントに...。強がりじゃあなくて...。
そんなわけで、あと10日ほどでまた、前回と同じ昭和大学横浜市北部病院でこの手術を受けることが決まっているのだが、その前に、実は本日、9月5日に、手術のための全身的な予備検査がある。血液検査から始まって、一般X線撮影、CTスキャン、心電図...等々だが、これらも、前立腺の手術のときに経験済みで、要領はすっかり呑み込んでいるつもり...と、面倒とも何とも思っていないが、こういうことに馴れっこになるのも、よく考えてみると果たして、いいことなのかどうか...。

フシグロセンノウの花とタマゴダケところで、そういうことになると当分(少なくとも10月中旬ぐらいまで)は、遠出するのは無理になるだろうと思い、いまのうちに夏の名残りを楽しんでおこうと、先日帰ってきたばかりだったが、またまた山荘へ行ってきた。今回は、前回仕事の都合で合流できなかった二男もやって来て、庭の笹刈りや中・高木の枝落しを手伝ってくれ、大いに助かった。やはり、男手が増えると、こういう力仕事はハカが行く。
ふだんの心掛けがいいのか、今回も現地でのお天気には恵まれたが、心なしか2週間前とくらべると、陽射しが弱くなったような気がした。清里の森は早くも、夏から秋に移りつつあるのだろうか...。テナことを柄にもなく想いながら庭を散策していたら、小さい秋をふたつばかり見つけた。ひとつは、可憐なオレンジ色のフシグロセンノウの花。何年か前に麓の園芸店で苗を買って植え付けたものが、1年で花が付かなくなり諦めていたところ、数年ぶりで咲いたもの。もうひとつは、いつも同じ場所に生えてくる鮮やかな朱色のタマゴダケ。例年、本格的な秋になってから顔を見せるのだが、今年は早かった。

さて話は戻って手術のこと。自覚症状的には、胃の部分はどこも何ともなく、食欲もまったく普通なので、これで手術をしなければならないというのは、どうも妙な気分だが、マア、とりあえず行って来るとしよう。その結果、たとえ何が見つかっても、タイミング的には早期だし、この手術の予後はきわめて良好だそうだから、どうか皆さんご心配なく。
本来なら、このブログの次回は、今月の19日か20日ごろになるのだが、そのときはちょうど入院の真っ最中なので、たぶんその回はお休みさせていただき、再開は、早くていまから4週~1ヵ月後くらいになってしまうと思う。

メールも、13日ごろまでは見られるし、返事も出せると思うけれども、月半から少なくとも2週間、つまり月末までは無理になる(順調に行った場合で)ので、あらかじめここで、失礼をお詫びしておきたい。

では、そんなわけで...。

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コメント

気丈夫なコメントから・・・全く凹まれていないと・・・信じて。
あまり激励的コメントは書きますまい。
ほんのちょっと、綺麗で親切なナースに囲まれる日々・・・お楽しみください。

秋もグッと深まったころ・・・山にも又遊びましょう。

私のマンション・・・大改修中・・・ぐるぐるラッピング足場の中。
11月の終わりに仕事の出来・・・自分の場所の確認に行くつもり・・。

では・・また!
お元気なメールを待ってま~す!!

投稿: まみ | 2011年9月 6日 (火) 09時09分

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