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2011年7月11日 (月)

梅雨が明けて

例年通り、今月の初めに広告電通賞の贈賞式とパーティーがあって、今年前半の公務が終わり、いまはホッと一息というところ。...というか、気候のせいもあって、あまり積極的に何かをする気も起こらず、これではイカンとは思いながらも、緊張感を欠いた毎日を過ごしている。自分にとってはこのタイミングが、季節のひとつの節目にもなっていて、毎年、その日を迎えるたびに、会場であるグランド新高輪プリンスホテルへの往復を、同月同日の過去の天候と共に思い出す。
その日は、暦の上ではまだ梅雨の真っ直中ということで、正確に過去の統計をとってみればおそらく、曇りやシトシト降りの日が多かったに違いないが、自分の記憶・印象に残っているのは、往路のジリジリと照りつける太陽か、帰路の激しい夕立。今年もその記憶通りに、スーツ&タイではチト辛い、真夏のような猛暑日だった。

さほどに高温の日が、今年は、先月の20日ごろから、もうかれこれ3週間も続いている。それも、梅雨っぽい蒸し暑さというよりは、まるで梅雨明けの、夏本番という暑さだ。昨夏も確かに、記録的猛暑ではあったけれども、それは梅雨の最中ではなくて、明けてからのこと。...なのに今年は、早くからこんなに暑くて、しかも全国アチコチでまるで台風並みの局所的集中豪雨まであったりして、真夏が前倒しで進行しているのではないか...と思っていたら、案の定、ここ関東地方も、例年よりかなり早く梅雨が明けた。
つい数年前までは、夏が来るとかえって食欲が増進して、どんなに暑くとも、流れる汗が煩わしいと感じるくらいで、外出しても机に向かって仕事をしていても、疲れを感じることなどほとんどなかったが、昨年あたりからどうも、そういうわけには行かなくなってきた。バスや電車に乗ると、空席があればツイ座りたくなるし、足腰の鍛錬と思ってあえて階段を使っていた駅の昇降に、エスカレーターやエレベーターを使うようになった。

書斎でパソコンに向かって、調べものや書きものをしていても、午前中は自然風だけで我慢できるが、午後になるとどうしても、一時エアコンを点けずにはいられなくなる。そしてそれでも、昼食後1~2時間という時間帯には、堪えきれない睡魔と気ダルさに襲われて、あえなくベッドの上に引っくり返ってしまう。昨年秋の手術とその後の投薬の影響で、毎夜1~2回トイレに起きるため睡眠不足になっているのか、それとも単に加齢による基本体力の低下か、いずれにしても以前にはなかったことだ。
朝夕のムッシュとの散歩も、スポーツにはならないまでも程良い運動と、かつては、上り坂だろうと下り坂だろうと、駆け足だろうと速歩だろうと、まだまだ元気な彼にこちらも負けずに、相当な距離をこなしてきたが、このごろでは、平坦な道でも全速力で走られたりすると、思わず“待ってくれェ”と叫びたくなり、こちらがリードで引っ張られる見っともない図になってしまう。ムッシュももう10歳だから、そろそろ体力が衰えてくるころかと思っていたらこの元気さなので、それが嬉しいやら、自分が情けないやら、複雑な心境の今日このごろだ。

こう暑いと、正直のところ庭仕事も億劫になる。芝生・樹木・生垣や地植え・鉢植えの花への水遣りから始まって、雑草抜き、剪定と、しなければならないことは山ほどあるのに、チョッとお湿りがあったから今日は水遣りを休もう、熱中症になっては困るから草取りはもっと涼しい日に...などと自分で勝手に理由をつくって手を抜いてしまう。すると、草花はたちまち水枯れ、雑草は伸び放題になり、それから改めて面倒をみようとするときには、結局、余計に手間がかかることになる。
少なくとも平均10日に1度ほどは訪れていた図書館も、このところすっかりご無沙汰していたが、予約していた本が準備できたという通知メールが来たので、家に閉じ籠ってばかりいてもかえって身体が鈍ってしまうと早速出掛けてみると、最高気温33度のその日は流石に、訪れる人影もまばらだった。あざみ野駅から歩いて10分足らずのところにあるその図書館は、往きが上り坂なので、春や秋には程良いウォーキングになるのだが、真夏日にはゆっくりペースで歩いても、いささか足に来る。

そんなこんなで、梅雨中すっかりヘタっていたが、単純なもので、梅雨明けの声を聞いたとたん、気候が一変したわけでもないのに急に気分が晴れて、元気が湧いてきたような気がする。これまでも食欲は普通にあって、夏バテだったわけでもなし、高体温や意識朦朧ということもなかったから、熱中症にもならなかったようだ。にもかかわらず、ヤル気が起こらない、集中力が続かない、ダルい、というのは、テレビの健康関連番組の情報によれば、どうやら暑さだけでなく湿気が関係していたようだ。
自分の場合は、体質的低血圧と痩せ過ぎによる体力減少がそれを助長していたらしい。とすれば、間もなく名実共に本格的な夏が来て、暑さは暑くとも湿気の少ないカラッとした空気になるから、食欲もより進んで体重も増し、これまでのような不定愁訴もなくなるのではないかと思えて来た。元来夏好きで、夏にはかえって元気になっていたのは、そういうことだったのかと、いまさら納得が行った。

とは言うもののやはり、エアコンを使う生活に慣らされてしまった身としては、涼しいに越したことはないという思いがあり、寝苦しくて入眠できないときや、夜中・早朝に汗ビッショリで目が覚めたときなどは、節電・経済・健康管理などの見地から如何なものかとは思いつつも、室温28度の設定、30分という最短時間のタイマーにして気を遣いながら、冷房にスイッチオンする誘惑から逃れられない。
4時半から5時ごろに必ず目が覚めるようになって、夏至過ぎあたりからは、その時間帯は東の空が白んでくるのを何十年振りかで意識するようになり、農家の方々などはもう作業を開始し、朝食前に一仕事終えるのだろうな...とか、少年時代には自分たちも野球の朝練で早起きしたな...など、ベッドに横たわり目を瞑ったまま、いろいろなことに思いを馳せるようになった。そして、もう眠れそうもない、いっそ起きてしまおうか...と思いながらそうしているうちに、いつの間にか、たいがい、あと1~2時間の眠りに落ちる。

そのまま眠れなくなってしまったときには、部屋の東側の出窓のブラインドと南側のカーテンを半開にして、見るともなく家の横の坂道に目を遣ると、新聞配達のお兄ちゃんがバイクで走っては止まり、走っては止まりして、家々に朝刊を配り、早朝出勤らしいお父さんが、片手に上着を抱え、もう一方の手には重そうな鞄を下げて、バス停へと急いでいる。かと思うと、もうこの時間から散歩に出ているワンちゃんもいる。だいたい大型犬でママと一緒だが、多分この時間でないと、またママでないと、なかなか連れ出せないのだろう。
我が家のムッシュは、夜の7時くらいから自分のねぐらに入って、12時間も寝てくれるので、朝の散歩に飛び出すのはいつも8時前後。よく寝た後なのでピョンピョン跳ねるように走り、自分もそれについて行くうちに、だんだん心身がウォームアップしてくる。自分にとっても彼にとっても朝食前なので、あまり遠出はせず、15~20分程度で戻ってくるが、よほどの風雨でもなければ四季を通じて毎日欠かしたことのないこの習慣が、おそらく、ささやかながらも自分の健康維持に寄与していることは疑いない。

東京・横浜の週間天気予報は、連日、晴れマークで最高気温30度超えということになるようだ。思いついて、清里の森のホームページから同じ時期のあちらの天候を覗くと、週の半分は曇りや雨で、最高気温はこちらより平均8度は低い、クーラー要らずの涼しさのようだ。それを知ると、すぐにでも山荘へ飛んで行きたくなるが、残念ながら、今週も来週も予定がいろいろと詰っていて、思うにまかせない。
8月の1・3・4週も、昨年の手術の9ヵ月後検診、一昨年の別口の手術の2年後検診が決まっているので、行けるのはどうやら、その間隙を縫ってということになりそうだが、まあ仕方がないだろう。体調も万全とは言い難いし、何だかんだで、今年一杯は療養本位のスケジュールで過ごすしかないのかも知れない。残念だけれど...。

サテ、暑いけれども梅雨も明けたことだし、気分転換に、久し振りに近所のデパートへ行って、オシャレな夏服でも買ってくるとするか...。

と言って、それを着てどこぞへ出掛けるという当ても、別にないのだが...。

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