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2010年10月 4日 (月)

清里の地デジ化

富士山 このところ、晴れたかと思うとまた降ったり...なかなか空模様が安定しない。でも、“暑さ寒さも彼岸まで”とはまことによく言ったもので、あれ以来たしかに、季節が切り替わったように感じられる。記録的な酷暑とか熱中症とか騒いでいたのもついこの間だったような気がするが、いまではずっと遠い以前のことだったようにさえ思える。
そんな季節の変わり目で、もう暑気を逃れる必要はほとんどなかったのだが、チョイと約束していた用事があって、先月の下旬、連休という世間様の賑わいが一段落した後に清里の山荘に赴き、めっきり肌寒くなり人気も少なくなった森の中に数日間滞在して、富士山が初冠雪したという日に帰ってきた。

オニアザミ ちょうどその一か月前になる前回は、猛暑からの脱出としてタイミングがドンぴしゃり、先取りの初秋の気配に身も心も癒やされたが、そのときとくらべると今回は、日中はともかく朝夕はグッと気温が下がって、もはや完全な秋。 ...にもかかわらず、目に映る周囲の景色にはさほど変化が現れておらず、何だか奇妙な感じがした。
気温は昼間でも13~14度までしか上がらない日があり、夜間は10度を切ることもあったのに、森はまだ見渡す限り青々として、ほとんど紅葉していないのだ。例年ならあちこちにニョキニョキと顔を出しているはずのお馴染みのキノコたちの姿もさっぱり見えず、秋の草花も、オニアザミくらいしか見かけることができなかった。

ところで今回の用事というのは、表題の通り、山荘のテレビの地デジ対応型への変更。とりあえずリビング・ダイニング用の1台だけにして、家内も自分も私室用はなお検討中だが、アナログ放送からの完全移行まであと1年もないのにそんな状況でグズグズしているについては、いろいろこの地域特有の理由があった。
そもそも、一口に清里と言っても我が山荘のあたりは、標高1400メートル、北西間近に八ヶ岳の山々が迫り、カラマツやモミなど針葉樹林の中高木に囲まれた、もともとの難視聴エリア。これまでにアナログ放送も、山荘を建てて10年も経たないうちに樹木が伸び過ぎたとかで受信状態が悪くなり、アンテナを取替えて、それを屋根の最も高い位置に付け替えなければならなかった。

そうしてその後の十何年間は、まずまず無難に、テレビ東京(アナログ12、デジタル7チャンネル)を除く東京のキー局を、地元山梨県あるいは隣接の長野・静岡県の系列局を経由するかたちで視聴できていたのだが、こういう難しいエリアがかなりの部分を占めている北杜市(清里つまり高根町を含む大泉・長坂・小淵沢・須玉・明野・武川・白州などの旧町村)ではかねてから、ケーブルテレビのネットワーク化が推進されていた。
したがって地デジ化にあたっても当然のように、中継局の位置とカバー・エリアの問題で、アンテナを替えても必ずしも電波が届くかどうかわからないと、この「清里の森」ではケーブル経由が最優先で推奨されており、将来新しい中継局ができてこの辺りもカバーされるようになりそうなのか、いつごろになったらその可否がわかるのかという疑問については、これまでのところ一向に埒が明かなかった。

横浜の家も以前からケーブルテレビだったから、ケーブルを引き込めばいいのはわかり切っていたが、そうすると、地元民でない者は加入金から工事費からすべてが自己負担になって、最初に何万円もの固定費用がかかり、年に7~8回くらいしか来ず各数日間しか滞在しないのに、毎月定額の使用料を支払わなければならなくなる。
で、それはあまりにも...如何なものか...と二の足を踏んでいたわけだが、そのうち、山へ来たときぐらい、そうまでしてテレビを見なくとも...と思わないでもなくなったりして、堂々巡りをしていた。が、やっぱり、娯楽はともかくニュースがリアルタイムに入らないのも困ると思って、再度、地デジ化を検討する気持ちに。

さんざん思案の末、地デジ対応型のテレビをこの辺の住民に納品している家電店なら、電波のリーチ実態、アンテナの可能性と限界などを熟知しているはずと見当をつけて、一昨年の半年ステイ以来、洗濯機を買い替えたりパソコンの部品・用品を買ったりと何かにつけて立ち寄っていた、韮崎市の量販店N電機に聞いてみることにした。
すると、UHFのアンテナが立っていれば、我が山荘の辺りでも、NHK2局と地元山梨の2局の合計4つのチャネルは視聴できるので、現在のアンテナがUHF放送も受信できるものだったら、テレビだけ地デジ対応のものに替えればいいし、そうでないアンテナだったらアンテナも替えればそれでOK、という具体的なことがわかり、それじゃあテレビを買うから、配送がてらアンテナもチェックしに来てもらおうか...という話になった。

今回山荘に来たのは、実は、その配送とチェックの約束の日に合わせたわけで、その日を決めるにあたっては、横浜・韮崎間で何度も電話でお互いの都合を摺り合わせた。こちらも、通院その他の所用があって、いつでもいいというわけには行かなかったが、N電機の方も、各社モデルが売れまくって、在庫調達と配送がすぐには間に合わないほどだったようで、聞いてみれば景気が悪くない業界もあるものだということがわかった。
当日、まずは現在のアンテナをチェックしてもらったところ、何と幸いなことに、UHFが受信できるものだった!前回取り替えたときの記憶は明確ではないが、そのときの電気屋さんが、今日を見越して気を利かしてくれていたのだろうか。ともあれ、前記の4つの地デジ・チャネルはきれいに受信、長野と静岡のチャネルは基本的にはムリなのだが、何かの拍子に静岡も映ることがあるようになった。チャネル数が減って多少調子は狂うが、マア、山の中に短期滞在するには上等としなければならないだろう。

これで理屈がわかったから、次は家内の寝室用のテレビの地デジ化と思っている。いまのところは、地デジ化した新しいチャネルには入らないアナログ・チャネルの番組などが見られるから、その意味でしばらくの間は役に立っているけれども、早晩、チューナーに接続するか、地デジ対応型に買い替えなければならないのは必然だ。家内はギリギリまで待って、チューナーの購入価格と、新機種にした場合の現機種の下取り額やエコポイントなどを比較した上で、どちらにするかを決めると言っているが...。
同じ理由で家内は、横浜の家の寝室用のテレビもまだ、地デジ対応型に替えていない。清里のものと同じく液晶薄型のコンパクトなタイプで画面もきれいだし、買い替えるのももったいないと言うのだが、リビングもダイニングも、それに自分の書斎兼寝室も全部地デジ対応型にしているし、家内のところだけそうではないのは、どうも気が退ける。点数を稼ごうというわけではないが、チューナーや接続ケーブルなどが増えると何かと邪魔になるから新機種をプレゼントさせてくれと、いまお願いしているところだ。

さて、今回の山荘行では懸案だった問題を解決してきたので、まずは一安心だが、できれば、完全に寒くなり切らないうちにもう一度行って、さらにその後で本年度のクローズとしたいところ。だが、今年はこれから、11月下旬の手術のため事前諸検査があったり、体調管理に気をつけて過ごさなければならなかったりするので、実際は恐らく、あと1回、10月末から11月初めにかけてというのが最後になるかも知れない。
そのころはきっと、森もすっかり美しく色づいているだろうが、いまも、あれから1週間以上経っているから、もう紅葉・黄葉が始まっているかもしれないし、夜間・早朝は冷え込みがいっそう厳しくなっているに違いない。

ハナミズキ ここ横浜の家も、庭のハナミズキが一雨ごとに紅さを増し、すっかり秋らしくなってきた。

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