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2009年6月 8日 (月)

人生70年...やはり何ごともなくとは行かぬもの

実はこの3ヵ月、仕事もこなしつつ近くの横浜総合病院で検診を重ねていたが、結論から先に言うと夏ごろに胃の手術を受けることになった。特に異常を感じたからということではなく、恒例にしていたガン検診がきっかけで、そういう結論に達した。
ドクターの診断・説明を聞く限りでは、そんなに深刻な状態ではないけれども早めに処置しておいた方がいいということだったので、早速そうしてもらうことにしたのだが、まあ、人間ここまで生きてくれば、やはり何ごともなくとは行かぬものだというのが率直な感想で、特に驚いてもいないし、楽観している。

昨年は家の建て替えで明け暮れたため、前半はビルダーとの交渉や引っ越し準備に忙殺され、工事が始まった夏からは横浜を離れて山の中で暮らしながら月に2~3度東京に通勤し、年末ギリギリに戻ってきたので、毎年欠かさなかった横浜市の総合健診を、気にしながらもとうとう受けそびれてしまった。
それで今年は、年が明けて落ち着いたところで早速申し込んだのだが、例年受診していた横浜総合病院では基本健診がすでに締め切られていて、ガン検診(胃・大腸・前立腺)だけを受けることに。それも、予約がとれたのはやっと3月になってから。基本健診は結局、江田記念病院という別の総合病院で受けた。

アルコール類が生来ダメ、タバコも20年以上前にオサラバし、現在の食事の中心は肉・脂肪よりは野菜・海藻、どちらかというと低血圧で痩せ気味の自分は、毎年この検診では、折角の機会だからとアチコチ不定愁訴を申し立てても、データを見て“まったく問題ありませんね”と言われるのがオチで、今年もその通りだった。
ただ、そう判定した江田記念病院のドクターも、かつての基本健診は昨年から“特定健診”という名称に改変されて検査項目が大幅に減り、目的がメタボリック・シンドロームの早期発見のためだけに絞られたため、それによって知り得ることは極めて限られてしまったので、気になることがあったら別途精密検査を受けた方がいいと言っていた。

もともとそのつもりではあったから、前述のような三種類のガン検診を受けたわけだが、最初の段階の検診で、今年は思っていたよりも面倒(と言ってはいけないのだろうが)な結果が出てしまった。前立腺はOKだったが、大腸に潜血が見られ、胃に径20ミリほどの平らな隆起(胃部扁平隆起)ができているということだった。
胃部扁平隆起は、実は一昨年の検診でも指摘され(2007年8月6日参照)たが、そのときの内視鏡検査と病理組織検査の結果では、直ちに特別な処置をする必要はないが以後毎年精密検査を受けること、という診断で、症状的には慢性胃炎、普通の食事・生活を続けていて何ら問題ないと言われた。

そういうことがあったので、隆起は育っていなかったけれども、今回も当然のこととして、また胃カメラを呑んだ。鎮静剤(睡眠薬)を注射してもらったので、痛くも苦しくもなかったのは前回同様。ただ、前回は検査後1時間半でスッキリと目が覚めたが、今回はなかなか眠気が抜けず、しばらくの間レロレロだった。
日時を改めて、大腸も内視鏡検査。これは20余年ぶりだったが、昔とやり方が変わっていて、ある意味楽になったようにも思えたけれども、別の意味ではたいへんでもあった。朝絶食はいいが、下剤を溶かした2リットルの水を2時間で飲み干し、併行してトイレに通って(失礼!)、検査前にお腹を空っぽにしておかなければならないのだ。だが、胃の場合と同じく鎮静剤を注射してもらえたので、検査自体は眠っている間に終わっていた。

また、若いころに膵炎の気ありと診断され、以来それらしき症状がずっと気になっていたので、この際そちらの方も調べてもらえないかとお願いしたら、しておくに越したことはないということで、超音波検査とCT検査も受けることになった。
超音波はこれまでの人間ドックでも何回か経験し、その度に結果はシロと出ていたので、今回もどれほどのところまでわかるのか半信半疑だったが、CTは初めてだったので、何かいままでわからなかったこともわかるのではないかと、内心大いに期待(?)していた。お腹にゼリー状のものを塗られたり(超音波検査)、造影剤の点滴を受けたり(CT検査)ということはあったが、これらの検査はどちらも、何の苦痛もなかった。

一連の検査は、要約してしまえばこれだけのことなのだが、実際には、一つが終わって結果を見た上で次の検査の予約をするということになるので、最初のX線検査からすべての検査の結果が揃って総合所見が出るまでに、3ヵ月近くかかってしまった。
で、ドクターの診断だが、大腸には小さなポリープが見つかったけれども良性なので問題なく、逆流性食道炎の症状が見られるがこれも心配は不要、膵臓は超音波でもCTでも異常なし、問題なのは胃だけ...とのこと。一昨年からあった扁平隆起は要するに“腺腫”で、現在ガンではないけれども、放置しておくとガン化する可能性が極めて高いので、いまのうちに除去しておくことを強く薦めるという話しだった。

チョッとエネルギー不足になったかナと感ずるほか体調はどこも何ともないのだが、なぜか昨年1年で激痩せし、体重が成人後自己最軽のレベルになり、ウエストもメンズの最細サイズになってしまって、もしや胃以外に何かあるのでは...と気になっていたところだったので、この結果を聞いてむしろ安心した。
そして、手術といっても今の段階なら開腹せず内視鏡で、身体の負担も入院期間も最小限で済むということなので、ぜひ早急にお願いしたいと思ったが、ドクターによれば横浜総合病院には内視鏡手術の専門チームがないため、別のより適切な病院を紹介してくれるということになった。

その病院というのは、我が家のある青葉区に隣接する都筑区の「昭和大学横浜市北部病院」。それまではよく知らなかったが、紹介されてから調べてみたら、消化器系の内視鏡手術ではトップレベルの病院と知ってよりいっそう安心し、横浜総合病院のドクターの紹介状を携え6月の初日に初訪院した。
改めてこの病院での精密検査を受けることになり、それが7月の9日に決まったが、手術日はその結果を確認してから決定ということになるので、早くて7月末、遅ければ8月に入ってからになるようだ。余談だが、入院となれば最低1週間くらいはかかるだろうから、アマゾンで文庫本をまとめ買いしておこう、iPodに新しい曲を沢山ダウンロードしておかなくては、などと昔の常識で思っていたら、いまは2~3日で済むと聞いて拍子抜けしてしまった。

ともあれ、緊急・特別なケアを要するような症状ではないから、検査当日とその前後、および入院期間とその前後以外は普通の生活をしていて構わないとわかって、正直のところホッとしている。当初、手術・入院にはもっと時間がかかり、プライベートはともかく仕事関係のスケジュールを大幅に調整しなければならないかと危惧していたが、1~2件スライドするだけであまり迷惑をかけずに済みそうで安堵した。
サテ、そうとわかれば、いたずらに修道僧のような生活を続けている必要もなく、検査中は一応自重していたエンタテインメントも解禁せずばなるまい。急に大人しくなってどうしたかと思っていたかも知れない友人・知人たちにも、近況を知らせなければ...。このブログも、よほどのことがない限り、当面はペースを変えないつもりでいる。

7月9日の精密検査の結果が出たら、また、その先の見通しを報告する所存。

追記:
ニュースですでにご存知の方もおられるかと思うが、たまたま自分が昭和大横浜市北部病院を訪ねたその日の夜に、同病院の看護師さん3人が、病院のすぐそばの交差点歩道上で信号待ちをしていて車両事故の巻き添えになり、尊い命を失われた。病院と職員の方にとても良い印象を受けて帰宅してからわずか数時間後のことだったので、他人ごととは思えないショックを受けた。謹んでご冥福をお祈りしたい。

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