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2008年4月28日 (月)

今年初めての清里

週末の道路渋滞とゴールデンウィークの行き先での混雑を避けようと、先日、あえてウィークデーを選んで、清里の山荘へ行ってきた。今年になって初めて。昨年とくらべて10日遅く、一昨年よりも1週間早い。...などと、なぜ毎年、初めての山荘行の日をあれこれ言っているかといえば、途中・現地での桜や桃の花の見ごろに関係してくるから。今年は残念ながら甲府盆地の桃は終っていたが、中央道沿いの山々には、刷毛で暈かしたようにホンノリと薄ピンクの山桜が、まだあちこちに沢山見えていた。
国道141号線を標高700~800メートルくらいのところまで上ると、平地では3週間ほど前に終ったソメイヨシノがいま満開。そういえば朝のニュースで、桜前線が北海道に達したと報じていたが、この辺のいまは北海道と同じなのだなと改めて納得。いつものことだが、標高1000メートルを越え、141号線から分岐して牧場通りに入ると、道沿いに、また家々の庭に、白いコブシが真っ盛りだった。

この日、平野部では最高気温20~23度(甲府市内は何と26~27度)で、さすがに寒がりの自分も、セーターを着ていると汗ばむほど。夕刻山荘に着いてもまだ16~17度あって、この場所この時季にしては異例だった。昨年・一昨年とも5度を割る低温で、到着後すぐに床暖房のスイッチを入れ暖炉を焚かずにはいられなかったほどだったが、今年は夜になっても、低温の床暖房だけで十分だった。
メイン・ボイラーも、昨年水抜きに失敗して取り替えたウォシュレットも、すべて順調に作動し始めたので、ヤレひと安心と夕食後に入浴しようとしたら、一箇所だけ異常を発見。バスタブに湯を張るためのカランは問題ないのだが、シャワーと一体になっている洗い湯のカランから熱湯が出てこない。少しいじってみようかとも思ったが、多少面倒でもとりあえずもう一方のカランを使えばいいわけだし、素人が余計なことをしてかえって具合を悪くしてはまずいだろうと、翌日管理センターに相談することに。

一夜明けた次の日も気持ちの良い暖かさ。早朝から目が覚め窓から外を見ると、立ち木を伐採してすっかりオープンな感じになった庭に陽光がいっぱいに射し、先日管理センターのAさんから連絡をもらった通り、前回の作業で片付け残していた材木はきれいに回収されていた。まるで5月下旬並みの陽気なので、思わず木々が新緑に彩られているかのような錯覚を起こし空を見上げると、さすがにそこまでは行かず、カラマツはその名の通りまだ葉が落ちたままの寒々とした状態(写真)。やはり清里の春は、そんなに甘くはない。
庭の残材回収のお礼かたがた、本年度の管理費を支払ったり、バスルームのカラン修理の相談をしようと、昼食に外出する途中で管理センターに寄ったら、Aさんも昼食のため外出中。でも、やはり顔馴染みのSさんがいたのでカランのことを話すと、帰宅後すぐに飛んできてくれた。分解して調べてもらったら、熱湯の通り道にあるストレーナー(濾過装置)に細かい鉱粉(水自体に含まれていた砂のようなものか、水道管のサビのようなもの)が詰まっていたとのことで、それをきれいに除去したらすぐに開通。お手数をかけてしまった。甘え過ぎてはいけないと思うが、管理センターの皆さんにはいつもチョッとしたことでも気軽に対応してもらって本当に助かる。感謝、感謝。

昼食は久し振りに「萌木の村」のホテル・ハットウォルデンへ。シーズン前のウィークデーということもあってか、客は自分たち夫婦一組だけの貸し切り(借り切り?)状態。ムッシュを車中でお留守番させていたので、思いっ切りユックリというわけには行かなかったが、それでもゆったりとした気分で、新メニューのランチを楽しむことができた。ほかに客が居なかったので、ホテル支配人のKさん初め、レストランのシェフTさんまでが出てきて、しばらくの間は今年の清里の季節談義や萌木の村のスタッフの近況報告などに花が咲き、美味しい料理がいっそう味わい深く感じられた。
以前に自分のウエブ・エッセー「カウンターの片隅から」(このページからリンク可)の最終回にも書いたように、このホテル、レストランに来るようになってから、もう20年以上になるが、親しくなったスタッフが変らないということが客にとっては何よりのサービスだと、つくづく実感する。

ところでムッシュは、山荘に来るようになってからもう3年あまりになるので、横浜から清里への切り替えにもすっかり適応したらしく、山荘の内外ではもちろん、車中も、途中休憩に立ち寄る談合坂SAなどでも、自分なりの楽しみ方を覚えて何の違和感もなく過ごすようになっているが、今回また一つ知恵がついたようだ。
彼は横浜の自宅では、夜間および昼寝の時間を、リビングルームの片隅に置いた“ハウス”と称する幅90㌢・奥行き60㌢・高さ60㌢ほどのケージ内で過ごさせているが、山荘では、リビングルームとの間をガラス格子の折りたたみ式ドアで仕切った“サンルーム”と称している6畳ほどの部屋に籐で編んだ人間の赤ちゃんサイズの寝籠を持ち込み、そこで寝起きさせている。境のドアだけで仕切り、籠から出てサンルームの中を歩き回るのは自由にさせているので、朝がた自分や家内が2階の寝室から下りてくると既に目を覚ましていて、ガラスの向こう側に鼻をつけてクンクン言っていることもしばしばだったが、これまではそこから出てくるようなことはなかった。しかしながら今回のムッシュは、着いた翌日の朝、思いがけない動きをしていた。

いつものように階段を下りてくると、途中から見えるはずの場所にムッシュの姿がない。どこへ行ってしまったかとビックリして、サンルームからリビングルームの方に頭をめぐらせると、何ともう、部屋の真ん中に置いてある自分用の座布団の上に座っていて、瞳をクリクリさせながらこちらを見ているではないか!
4連の折りたたみドアは、真っ直ぐ一杯にピンと引き伸ばして閉めたはずだったので、一体、どうやって出てきたのだろうとチェックしてみたら、ヒンジ部分に角度ができ、ドアの端と柱の間に10㌢ほどの隙間が空いていた。彼は、出たい一心でアチコチを鼻面や前足で押しているうちに、それがレールに沿って少しずつ動くことを学習したらしい。恐るべしムッシュ!それからというものは、昼寝の後も、自分でドアを開けてリビングルームに出てくるようになった。もちろん次の日の朝も。まあ、いまは、それで何か粗相やオイタをするわけではなくなったから、いいといえばいいのだけれど...。

中1日の束の間の滞在だったが、お天気にも恵まれ、花粉症もぶり返さなかったし、取り立てて肉体労働もデスクワークもせずに過ごしたので、それなりに心身ともリフレッシュできたような気がする。
ただ、帰りの日は朝から冷たい雨で、気温7度といういつもの4月の清里に逆戻り。その雨は午後からも降り止まず、八ヶ岳も、雨(雪?)雲の中にすっかり隠れてしまったが、今度行くころには、五月晴れの空を背景にスッキリとした姿を見せてくれるに違いない。

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