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2008年3月24日 (月)

自律神経失調症にご用心

やっと傍まで来てくれたかと思えば、また後戻り。暖かく接してくれていたと思っていたら、急に冷たくなる。あなたは私の、身も心も翻弄しようとするのか...。

と言っても、残念ながら今さら女性の話ではない。今年の冬から春へかけての気候のこと。ツイこの間までは、こんなに寒い冬も珍しいとボヤいていたが、いつの間にか気温が上がり、庭の豊後梅は散り出し、白木蓮と沈丁花が一斉に開花するポカポカ陽気に。日中の外出はコートのライニングを取り外さないと汗ばむほどになったが、これでは済むまいと思っていたら案の定、その後何日かはまた2月の寒さに逆戻り。
“嵐も吹けば雨も降り、春への道よなぜ嶮し...”と、紆余曲折を経た後、やっとまた“ここに幸あり”と感じられる季節になったような気がするが、果たしてこのまま行ってくれるのだろうか?4月に入ってまた寒波などというのは、もうごめん蒙りたい。

“イヤ、季節の変わり目とはそんなものさ”と言われれば、それまでだが、こう極端に気候が不安定だと、ただでさえアッチが痛いのコッチが痒いのと言っているオジ(イ)さんは、すっかり体調がおかしくなってしまうのだ。
例年通り、最も冷えた時期に霜焼けが始まり、痛くてヒーヒーがやっと治まりかけたと思ったら、すかさず春一番が花粉症を連れてきて、涙がポロポロ。でも今年は、どうもそれだけではない感じがして、めったに行かない眼科を訪れた。片一方の目がゴロゴロ、もう片一方が沁みるようにスースーするのだ。四六時中コンピューターに向かっていて普段から目の疲れは感じていたので市販の目薬を点していたが、それでは効かなくなっていた。

そんなわけのわからぬ自分の訴えに、“ゴロゴロとスースーですか、難しいですなあ”と医師は当惑顔。で、診断は「ドライアイ」だった。3種類の点眼薬を処方してもらったので真面目に点しているが、ひと月たった今もまだ治りきっていない。もっとも、“目をなるべく休ませるように”との注意を守っていないのだから仕方がないが。だって、目を休ませていたら仕事にならないのだもの。
霜焼けの方は皮膚科に診てもらって、もう2ヵ月間、1日3回ビタミンEを服用し、毎日すべての指に軟膏を塗っているが、暖かくなるに連れて少しずつ状態が良くなってきている気はする。まあこれは、時期が来れば治ることがわかっているから、それまでの我慢だ。

何年越しかの腱鞘炎は、もう完治しないものとあきらめているのだが、実は今年の春先は、これらの症状に加えて全体的な体調異変を発症した。時間的には十分睡眠をとっているにもかかわらず起床時に疲労感が抜けないのと、いわゆる胃腸症状があることだ。低血圧のため元来寝起きが良いたちではないのだが、それにしても疲労感の度が過ぎるし、胃と腸の症状は、昨年胃部内視鏡検査をした際の症状に似ているのが気になって、半月ほど前、久しぶりにホームドクターの診察を受けた。この1年あまり、インフルエンザの予防注射ぐらいでしかお世話になっていなかったのだが。
症状を話し、触診とX線検査を受けた結果は、「自律神経失調症」とのこと。ストレスが主な原因で、身体の自己調整能力がなくなっているため、あれこれ弱いところに症状が出るのだそうだ。そう言えば同じようなことを、一昨年の秋にも言われたっけ。あのときは、今回の胃腸症状の代わりに微熱だったが。

胃腸はX線の所見では問題なく、その症状も疲労感も精神的なストレスから来るものだから“気分転換が何よりの薬、一応健胃整腸剤と精神安定剤を出しておきましょう”ということだった。“ストレスの原因で何か思い当たることはありませんか?たとえば原稿の締め切りなど、常に約束の期限に追われているとか?”と、今回も聞かれたが、思い当たるも何も、それが日常だからどうしようもない。
で、“そういう仕事をしている人間はどうしたら良いんでしょう。犬の散歩には毎日出ているんですが?”とドクターに尋ねると、“犬の散歩は、身体を動かすという意味ではいいのですが、その間にツイ、構想を練ったりフレーズを考えたりするので、完全な気分転換にはなりません。一番いいのは映画を観ることです”という答えだった。ウーン...言われてみると、確かにそうかも知れない。でもわざわざ映画館に出かけるのも時間がもったいないから(こういう考え方がいけないのだろう)、テレビでの再放送の面白そうなヤツを探し出して観ることにした。

わが家はケーブルテレビに加入しているので、その気になれば、いつでもいくらでも家で映画を観ることはできるのだが、大型画面の受像機を置いてあるリビングルームは夜間8時を過ぎたらムッシュがよく眠れるように消灯して音を立てないようにしているので、自室のパソコンで楽しむことにした。
でも、根がそんなにテレビ番組のことばかり気にしている方ではないので、すっかり開始時間を忘れていて、目をつけていた番組をスイッチオンしたのは、開始からもうだいぶたってから。それでも、そのとき放映していたエディ・マーフィー主演のコメディ・アクション「アイ・スパイ」はなかなか面白かったし、観ている間は他のことを忘れていた。ウン、確かに映画は良さそうだ。これから、真面目に映画番組をチェックすることにしよう。

というわけで、このところ毎日、5種類合計16錠のタブレットを服用、3種類の目薬を3~4回ずつ点し、2種類の軟膏を2~3回ずつ指に塗りながら、相変わらずインターネットでの情報チェックや物書きの仕事をしているが、その合間にクスリを忘れないようにするためにこれまた神経を使うので、神経症の上塗りになりそうだ。こんなに薬漬けになったことは、生まれて始めてだが、歳をとるとどうしてもいろいろな不調が出て、誰でもこういうことになってくるのだろうか?
仕事をやめて趣味に生きれば良いというわけでもないようだし、だいいち自分はいまの仕事が趣味のようなものなので、これをやめろと言われたら余計に具合が悪くなると思う。何だかんだ不定愁訴を訴えているくせに、そろそろまた新著か既著の新訂版を書こうかなどとも考えているのだから始末が悪い。まことに因果な性分というほかない。

ならば、“ここで四の五の言わずに黙ってやっていればいいのだ”というのが大方のご意見だろうが、その通り。もうグタグタ言いません(多分、当分は)。
でも自立神経症などという症状は、歳にかかわらず、ストレスの多いこの現代社会では誰でも発症しそう。拙文を読んで下さっている皆さんも、どこか調子がおかしいと思ったら迷わず医者のもとへ走り、気分転換にも積極的に励まれるようお勧めしたい。

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