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2007年12月 3日 (月)

今年最後の清里

何だかんだと忙しくて、前回からまた6週間以上経ってしまったが、来春まで山荘をクローズするために、今年最後の清里へ。もうすっかり冬モードに入り、夜間や早朝は氷点下前後まで気温が下がるこの時期の清里の森は、散歩するにはいささか寒過ぎるし、厳冬の数ヵ月を留守にするに当たり凍結防止のための“水抜き”などの作業があるので、今回はムッシュを近所のペットクリニックに預かってもらって出かけた。
その前日、ホテルの予約を入れるため散歩のついでにクリニックに立ち寄ったら、どうも話を聞いていて預けられることを察したらしく、気になるのかその夜はほとんど眠らず啼き続け(おかげでこちらも眠れず)、夜が明けて当日になると、いつでも一緒に出られるゾという体勢でクレート(出かけるときに入るドッグ・バッグ)の中からこちらを見張っている。そしていよいよ預ける時間がきて外へ連れ出したら、“ブーブに乗ってお出かけするんでしょう?”という精一杯甘えた表情をつくって、車のドアの前から一歩も動かない。3キロそこそこの極小犬なのに、リードを引っ張っても足に根が生えたようにビクともしないのだ。仕方なく抱き上げて、“すぐに帰ってくるから、お姉さん(ペットシッターの)のところでいい子にしているんだョ”と道すがら何度も囁きながら連れて行ったのだが、腕の中で終始小刻みに震え続け、クリニックで大好きなお姉さんに抱っこされてからも放心したような表情だった。

初冬の八ヶ岳

それはチョッと気になったのだが、ママとパパも、たまには自分たちのペースで走りたいように走って、止まりたいところに止まり、ムッシュ連れでは入れないレストランでゆっくり食事もしたいと、内心ではゴメンねと言いながら、後ろ髪を引かれる思いで出てきた。ムッシュには済まなかったという気がするし、いつも傍にいる子がいないと淋しくもあったが、何しろ自分たちのペースで動けたので、クローズの作業もスムーズかつ的確にはかどり、やはり、何かと楽だったことは否めなかった。
わずか中一日ではあったが、お天気にも恵まれ、この時季ならではの富士と南アルプスと八ヶ岳連峰と秩父連山のパノラマ・ビューをエンジョイしながら八ヶ岳高原ラインを往還して、しばらくご無沙汰していた萌木の村の「ハットウォルデン」や大泉の「いずみきのこ園」に顔を出し、また、先日庭の立ち木の伐採をしてもらったお礼と料金の支払いに、森の管理センターにも立ち寄った。

初冬の山荘

今回は、育ちすぎて通風や採光の妨げになっていたカラマツ、アカマツ、ミズナラその他の雑木を20本ほど、管理センターの職員の人たちに伐採してもらったのだが、到着の翌朝窓から外を見て驚いた。木の葉がすっかり落ちていたこともあるかも知れないが、室内への陽の差し込み方が、これまでとはまるで違っていた。
家屋に近接していた高木を何本も切ったので、地面と空の広さと光の量がこれまでの何倍にもなったような感じがしてまことに気分が良く、家内と何度も、“伐採してもらって良かったね”と言い合った。これでまた最初の頃のように、風通しの良いスポットが庭のあちこちにでき、来年の春・秋の野草とキノコが楽しみになった。予想以上にスッキリして本当に嬉しかったので、作業をしてくれた管理センターのAさんやSさんに感謝の気持ちを伝えたら、そこからまた我が家の樹木談義に花が咲いて楽しかった。

さて、昨年も書いたが、クローズの作業は何十回やっても、これで完璧という気持ちになれない。すべての水抜き栓を開放し、電源スイッチをチェックし(オフにするところとオンのままにしておくところがあるからややこしい)、全部の窓とドアのロックを確かめるのだが、いつも、あれでよかったのかと自信が持てぬまま帰途につくことになる。
もう二人とも頭の中に覚えているだけでは無理なので(家内は多分まだ大丈夫とは思うが)、マニュアルを作らなければとパソコンに入力中なのだが、一連の作業手順を脳内だけで整理・反芻しつつ文章化しようとしていると途中で疲れてしまい、2年越しに未完成のままになっている。来年のクローズまでには、何とか間に合わせなければ...。

今回はもう一つ、念願があった。それは、ムッシュ連れだとどうしても無理だった「ぼのボーノ」で食事をすること。今年は春先に一度寄ったきりで、久しく訪れるチャンスがなかったが、最後の最後に想いが叶った。
と言うのも実は、今回はせっかく自由に動けるのだからできるだけ外で食べようと、往路では竜王町(現・甲斐市)の国道20号線沿いの蕎麦屋に立ち寄ったところ、これが暖簾の旧さの割にはツユ・蕎麦ともイマイチ。翌日行った「ハットウォルデン」は折悪しく団体さま貸し切りとかでランチにありつけず、「いずみきのこ園」でもお目当ての品が売り切れ。ツイてないねと家内と嘆き合っていたが、最後に帰り道の「ぼのボーノ」で、今年の山荘通いを美味しく締めくくることができた。

と、自分たちは満足裡に帰宅したのだが、ムッシュを迎えに行ったら、初めて経験するような事態が起こっていてビックリした。ストレスのためかムッシュは、身体に痒みを発症して自分で体毛の一部を齧ってしまい、そこが赤むけになってしまったのだ。幸い預かってもらったところがクリニックだったので、適切な処置と投薬で大過なく済んだが、気にしていたことが当たってしまったようで、可哀そうなことをした。

子育ても難しいが、犬育ても難しい。

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