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2007年8月 6日 (月)

健診顛末記

この10年来、毎年定期的に、いわゆる“半日人間ドック”(簡易総合健康診断)を受けている。また、家内のサポートもあって、食事にも気をつけてきたつもりだった。だから、ときに貧血気味とか加齢による視力低下などを指摘されることはあっても、ほとんどの検査項目が“特に心配はありません”ということで、“要精密検査”などと言われたことは一度もなく、自分でも年齢の割にはまあまあ健康で、さしたる問題はないものと思って過ごしてきた。

ところが先々月(6月)末、前々から予約をしていたので、ニューヨークから帰ってきたばかりではあったが最寄りの総合病院で健診を受けたら、2週間後に担当医から直接電話がかかってきた。何事かと思って話を聞くと、X線撮影(例のバリュームを飲んでグルグルまわされるヤツ)の結果での所見では、“胃内壁に異常を認める”とのこと。
それだけでは結論的にどうこうとは言えないが、実態精査のため、内視鏡(いわゆる胃カメラ)による検査と該当部分の組織摘出による病理診断を受けることをお薦めするという。昨年夏と今年の夏前、同年輩の友人が同じような所見で手術を受けているし、自分の血縁者にもその類いの病気で亡くなった者がいるので、自分もこの歳になれば何かあってもおかしくはないと、特に驚きもしなかったが、ともあれ、疑いがあるのなら早く結論を聞いて、必要な手を打つしかないだろうと、早速、内視鏡検査の申し込みをした。

実は胃カメラは、仕事でのストレスの真っただ中にあって心身を酷使していた時代、25年くらい前と20年前に、それぞれ一度ずつ呑んだことがあったが、そのときは正直言って、こんな苦しいものは二度と呑みたくないと思った。でもそんなことを言っている場合ではないので、その時点から可能な一番早い日時を予約、10日後ということになった。
“苦しいかもしれないが仕方がない”と観念していたが、今は鎮静剤を注射して無痛のうちにできるというので、ぜひそれをとお願いした。当日は午前9時半に検査室へ入室、胃の中のガスを抜くということで小さなカップ一杯の液を飲み干すように言われ、その後すぐに鎮静剤の静脈注射、ベッドに横になったところまでは覚えているが、そこから先は記憶が途切れている。“中澤サーン”と看護士に呼ばれて目を覚ましたのが何と11時。1時間半も眠ったきりだったようで、もちろん胃の中に内視鏡が出入りしたことや組織を摘出したことなど、トンと意識がない。これなら“胃カメラ恐るるに足らず”、“胃療技術も進歩したもんだ”と感心した。ここからの担当は“消化器外科”になる。

結果は1週間あまり後にわかるという。ともかく悪いところがあればそれを、きれいサッパリと取り除いてもらって、一日も早く日常のペースに復帰したいし、ここであれこれ思い煩ってもしょうがないと、それまでの間はいつも通り仕事をし、人に会った。
ただ、仕事がらみで、また個人的に、このブログをはじめ予定している先々までのことがあるので、外科医の話をもとに心中ではいくつかのケース(①内視鏡手術で1~2週間のオフ、②腹腔手術で2~3週間のオフ、③開腹手術で3週間~1ヵ月のオフ、など)を想定し、そうなった場合には今からでもケースに応じた手を打っておく必要があると考え、ごく近しい関係者だけに見通しを知らせておいた。

いよいよ結果通告の日がきた。こんなことは初めてなのでさすがに家内は心配し、一緒に医師の話を聞きたいと病院に同行してきたが、本人は至って暢気。たとえ手術になってもおそらくは軽く済むはずだし、もしかしたら、“調べた結果、悪性のものではありませんでした”と言われるかも知れないと、何の根拠もないのに勝手にそう信じていた。
待つこと約30分。順番が来て呼び出され、診察室に入ると早速、内視鏡で撮影した数点の写真を見せられながら、医師からの話があった。

“なかなか立派な胃をお持ちで...”(褒められているのかナ...)、“此処と此処に扁平隆起があり、糜爛しているところも認められます”(ウーン、やはり只では済まないのか...)、“2ヵ所の組織を摘出して病理検査というものをいたしましたが...”(それはわかっているから、早く結果を言って欲しい!)、“ガンとかポリープの心配はありませんのでご安心ください”。(楽観はしていたが、医師からそう言われるとやはり嬉しい)
家内の表情にもやっと安堵の色が浮かんだ。で、いろいろ補足説明や指導があるのかと思って、そのまま医師の顔を見つめていたら、“ハイ、以上です”で終わり。(問題ない人には、そんなに長く付き合っていられないらしい)でも、あまりにアッサリし過ぎていて物足りない気がして、こちらから質問した――“この症状は結局何なのか?今後の食事や日常生活の送り方は?特に何か気をつけるべき点は?”等々。
すると、この状態は「慢性胃炎」で、今まで通りの食事・生活で構わない。ただ、年一回の内視鏡検診を欠かさぬように――ということだった。

肩の荷がいっぺんに軽くなった気はしたが、今回の経験を健康管理のいいクスリにしなければとも思った。自分は若い頃から、好物だとつい量を過ごして食べてしまう傾向があったが、それ以来(といってもまだ数日だが)隠忍自重している。
前に知らせていた関係者にも早速報告すると、みんな喜んでくれた。有難いことだ。

いよいよ本格的な猛暑。折角お墨付きをもらったのだからしっかり自己管理しなければ...。

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