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2007年6月11日 (月)

愛犬ムッシュとの日々

このブログにもときどき登場しているわが家の愛犬ムッシュ。ヨークシャー・テリア(通称ヨーキー)のオスで6歳半になるが、体重3キロに満たない極小犬で愛くるしい顔をしているので、初めて会った人にはまずほとんど子犬と間違えられてしまう。
次男が、事情あって手放さざるを得なくなった前の飼い主の方から貰い受け、家内へのバースデー・プレゼントとして突然わが家に連れて来たのが2年前の年の3月だったが、それまで生きたペットなど飼ったことがなかった(ロボット犬のアイボはいたが)ので、当初はどう扱ったらいいものかもわからず大いに戸惑った。

籐で編んだベッドに小さな敷布団と掛布団と枕、移動用のキャリング・バッグ、使い慣れた毛布とタオルと座布団に玩具一式、それに当座用の食べ馴れたドッグフードまで持たせてもらい、名残りを惜しまれつつ送り出されてきたようだが、本人(本犬?)としては、ある晩いきなり見ず知らずの家に連れて来られて、さぞ心細かったに違いない。当初は自分の居場所も頼るべき人もわからず、可哀そうにブルブル震えてばかりいた。
でもあれから2年以上たった今ではもう、ムッシュはすっかりわが家での生活に溶け込み、かけがえのない家族の一員になった。

来たばかりの頃は、新しい環境になかなか馴染めず一晩中啼き叫び、こちらもそれに悩まされて頭が痛かったが、試行錯誤の末に彼自身の居場所を決めて(ケージを設けて)やってからはやっと安心したらしく、外出や旅行などこちらの都合で時間を変えない限りほぼ規則正しく、晩には7時に就寝して朝は8時に目を覚ます。夜中も、何か理由のあるとき以外は決して吠えないのでこちらも安眠できている。
食事はパパ・ママ(自分と家内のこと)と同じ時間に、1日三食。だが、最初はよくわからなかったもので3回とも同じ量をあげていたらコロコロに太ってきて、かかりつけのペットクリニックの先生から“あげすぎですよ”と注意された。

だから現在は、朝はほんのスナック程度。アニマル・ビスケット3~4枚に低脂肪ミルクを20~30ccくらいで、それにパパ・ママが食べるフルーツのお相伴にあずかる。柑橘類はいけないと聞いているので決してやらないが、リンゴ、バナナが大好物。レタスやキャベツなどの野菜も好きだ。犬がこんなに青果物好きとは、ついぞ知らなかった。
それからムッシュは、卵料理、魚料理、パスタ類にも目がない。朝・昼・晩に限らず、これらのおかずが食卓に載ると――というよりもママが調理している最中から――足もとにからまって、声をあげてせがむ。匂いがたまらないらしいのだが、魚をねだる時などはママに“アンタは猫か?”と突っ込まれている。

ヨーキーは陽気(なんとベタな駄洒落!)で元気で人懐っこい。雨降りやパパの外出時と重なったとき以外は必ず、午前・午後と1日2回散歩する。お蔭で、トンとスポーツにご無沙汰のパパは、何とか健康維持のための最低限の運動量を保つことができている。
よくわからなかった頃は、よかれと思ってやたらとあちこちに出かけ、長距離を長時間にわたって歩いたものだったが、いつの間にかコースもスタイルも自然に決まってきた。

午前の散歩は、朝食の後にすぐ近くの神社の境内や小学校の門前を経由し町内を一周して戻ってくるだけのプチ・コースだが、ムッシュはまだ何となく気だるいらしくて、道草を食いながらタラタラと歩いている。時間も早い時は15分くらいで、30分とかからない。
午後の散歩はタップリする。夕方近くまでよく休んだムッシュは、門を出ると俄然、元気一杯走り出し、リードを持つパパの方が逆に引っ張られてハアハア言ってしまうくらいだ。コースは、町内2ブロック分を30分あまりで一回りするショート・コース、ママがよく買い物に行くスーパーを40~50分で往復するミドル・コース、広い公園のグラウンドまで足を伸ばしそこで仲良しのお友達とひと遊びして合計1時間以上かけて帰ってくるロング・コースと、基本的に3つのパターンがあるが、本犬に任せて観察していると、どうやら自分で考えてローテーションしているような気がする。

犬の聴力は人間の何十倍とも言われるが、東京・目黒育ちのムッシュは、散歩途中の車や工事の騒音をまったく気にしない。というよりもむしろ賑やかな方が性に合っていて、静かな山荘の周りはつまらないようだ。人込みが大好きで、商店街やデパート周辺などでは、行き交う沢山の人々の優しい眼差しを浴び、愛想を振りまきながら嬉々として歩いている。
でも誰にでも尻尾を振ってついて行くわけではなく、真のボスの命令・許可がないと、やたらな行動はとらない。たとえばパパが気軽に“ムッシュ、お散歩に行こうか?”と誘っても、ママが“ムーちゃん、いいわよ、行ってらっしゃい”と言うまで動かないのだ。

親馬鹿(犬に対してもそういうのかな?)かも知れないが、人間の言葉がよくわかり、日常の大概の話は通じる。その上耳がいいときているから、ムッシュの“ム”でも言おうものなら寝ているときでも、“エ、なんですか?”とでもいうように、「ワン!」と叫ぶ。何しろ学習能力は、“誰かさんよりも高い”と言われているくらいだ。

でも話が通じるのはホントに嬉しいもので、人はどう見ているか分からないが、今日もパパは“ムッシュ、いいお天気で気持ちイイね”などと話しかけながら街を歩いている。

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