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2007年4月16日 (月)

山荘山開き

平地では春がどんどん進んで行くような気がして、例年より早めの山荘オープンに清里へ。4ヵ月ぶりで、昨年とくらべると2週間ほど早い。
長距離ドライブに出かけるとなると、小犬のムッシュは生活ペースに気を配ってやらないと体調を崩すので、彼の日常生活サイクルに合わせて出発と到着の時間を見計らう。

午後から雨になると天気予報で言っていたが、そういう時だけはよく的中するもので、中央高速の小仏トンネルに差しかかるあたりから降り出した。だが、低気圧の進行方向とは逆の西に向かっているので、笹子トンネルを抜けるといつの間にか上がり、目の前一杯に広がる甲府盆地の、桃とすももと桜の花の入り混じった春の色が美しかった。

しかし、高速を下りて141号線を登り始める頃には再び雲行きが怪しくなって、いつもなら前方に見えているはずの八ヶ岳が見えなくなる。でもこの辺は今が春爛漫。淡いピンクの桜とまっ白いコブシが、何処にも彼処にも満開だ。

それが、標高7~800メートルくらいの地点になるとパッタリ目に入らなくなり、気温もぐっと下がる。八ヶ岳を覆い隠していたものの正体は雪雲で、山荘に着いた時には、薄っすらとではあるが地面には雪が降り敷き、気温は3度。暦の上では春とは言っても、ヤッパリこのあたりの自然は平地ほど甘くはない。

翌朝目が覚めると幸い空はカラッと晴れ上がり、地面の雪も消えていた。だが八ヶ岳颪は散歩を躊躇させるほど寒く、この日の午前中2人と1匹は、前日の疲れもあり、どこにも出ずに家の中に。
木々はまだロクに芽吹いていないので、森は妙に空間が多くて物音もなく、その中を飛び回る小鳥の声だけが、ときどき静寂を破っていた。わずか2~3時間のことだったが、時がやけにゆっくりと流れていたような気がした。

午後からチョッと戸外に出てみたが、ご近所はどなたも見えてないようだ。時期が少し早かったのかも知れない。寒いの何だのとばかりも言っていられないので、そのまま庭で、冬の間の風雪で折れ落ちたままになっていた大枝・小枝の片付けに精を出す。毎年のことなのだが、こんな軽作業でもだんだん疲れを感じるようになってきた。

三日目も晴れて、気温も上昇。本日は、久しぶりに藤乃家で蕎麦を食した後で、山里のお花見と洒落込みたいと思い、ムッシュにはお昼をあげたが、自分たちは食べずに出かけた。ムッシュを車中でお留守番させていたので、大急ぎだったが、久しぶりの天盛りは、すこぶる美味だった。

藤乃家は標高6~700メートルくらいに位置しているため気温も平地に近い暖かさで、この高さの地域の桜は今が満開。ソメイヨシノが1000本近くもあると言われる谷戸城址はもちろん、2~30本ずつはある八ヶ岳神社や大泉小学校なども、いずれもまさに観桜の絶好のタイミングのようで、人も出ており、イベントなども催されていた。

一時停車したり、徐行周回したりしながら、大泉の桜を十分に堪能したので、今度は長坂の町を越えて、やはり桜の名所、清春白樺美術館へ。例年だと、自分たちが出かけてくる4月末には咲き終わっているので、ここの桜を見るのも久しぶり。
何というのかは知らないがクラシックな建築様式のアトリエが中央に位置する広い庭園を取り囲んでいるここの桜は、かなりの樹齢の巨木・老木が多く、なかなかの壮観だ。

美術館では丁度「ルオー展」が開催されており、花見の時期と重なってかなりの人出。駐車場には串焼きの屋台や地元農産物の売店まで出ていた。
周辺も絵に描いたようなのどかな田園風景なので、桜だけで帰るのは惜しいとしばし散策。ムッシュも、のんびりとした田舎道のお散歩を楽しんでいたようだった。

中二日で、横浜に帰る日が来た。本日も快晴で、まだ白雪に覆われたままの富士、八ヶ岳、南アルプスの峰々がクッキリと見えた。

今日は、帰途「美味しい学校」の「ぼのボーノ」で昼食。このブログでも何度か紹介しているイタリアン・レストランだ。往復路の途中にあるので、どうもタイミングを上手く合わせることができず、考えてみたら昨年は夏に一度来たきり。ムッシュの再度の協力で、やっと今回、思いを遂げることができて幸せだ。筍やグリンピースなど季節の自家栽培野菜を使ったオリジナル・メニューのパスタが滅法美味しくて、大満足した。

余談だが、ここ「美味しい学校」(旧津金小)の桜も観光名所のはずなのに僅かしか花をつけていないので、どうしたのかと聞いてみたら、鳥に啄ばまれてしまったのだとか。そんなこともあるのだと初めて知った。

年初としては、いろいろな予定・希望がほとんど果たせた、まずまずの山荘行だった。

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