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2006年7月 3日 (月)

梅雨の合い間に

7週間ぶりに山荘へ出かけた。ほんとは3週間ぐらい経ったところで行くつもりだったが、当初予定していた週もその次の週も降られて、結局こんなに延び延びになってしまい、いろいろな当てが外れた。

例年なら6月の初めには、敷地の中や周縁に自生するタラの芽やウドを摘んで、天麩羅にして楽しむところなのだが、今年は時すでに遅し。茎は伸び、葉はすっかり広がり切って、もはや、食べ頃の少し開きかかった蕾の時の面影はない。また来年までお預けだ。
森の花もほとんどが終ってしまって、わずかに咲き残っているのはレンゲツツジ、ドウダンツツジ、それにヤマボウシくらい。ミヤマザクラもとうに花が散って、小さな青い桜ん坊だけがぶら下がっていた。八ヶ岳の春は、ほんのわずかの間しか待ってくれない。

今回は昼過ぎに横浜の家を出たのだが、途中の甲府盆地では30度近くあった気温が、夕方清里の森に着いた時には17度。半袖ではちょっと肌寒い気がしたが、それでも前回とは大違いで、随分と楽だった。
ただ、景色は一変。5月の初めにはまだ白く残っていた山々の雪はすっかり消え、ほとんど枝だけで灰褐色だった木々には深緑の葉が幾重にも生い茂っていた。

車を乗り入れる前庭は草ぼうぼう。後庭も、昨年さっぱりと笹を刈ったはずだったが、またもとの木阿弥にもどっていた。一日二日の間に全部きれいにするのは無理なので、とりあえず前庭だけ、刈り払い機を振るう。幸い晴天に恵まれ、暑くなし寒くなしの絶好の作業日和、いい汗をかくことができた。

わずか3日間だけだったので、仕事も抱えて行かず、と言っても他に格別何もできなかったのだが、一つだけ、久し振りに思いを遂げてきた。4月19日に紹介した「おいしい学校」の中のイタリアン・レストラン「ぼのボーノ」でランチしてきたのである。このところ、往復どちらかのついでに寄ろうと思い、ついタイミングを失してばかりいたので、あえて滞在の中日に、須玉町まで下りて行ってきた。と言っても、車で20分ほどなのだが。

まだ夏の繁忙期でもないのだが、週末だったこともあって座席はほぼ満杯。けれども、我々が行った時ちょうど運良くテーブルが一つ空いたので、待たずに着席することができた。
この店のランチ・メニューには、各種パスタやピッツァのアラカルトはもちろん、それらをサラダ、ドリンク、デザートつきのランチ・セットにしたもの、さらにはそれに肉または魚料理とスープを加えたランチ・コース(もちろんどれにもパンが付いている)などがあるが、普通の食欲の人ならパスタまたはピッツァのセットで十分だ。きっと、サラダとデザートに嬉しい驚きを感じるだろう。自分もこの頃はあまり量を必要としなくなったのでパスタ・セット(自家栽培の夏野菜、トマトソース)にしたが、大満足・満腹した。

4月19日の「美味しい話」でも触れたように、ここの味付けは“南イタリア”風。イタリ
ア料理はどこの店でも、オリーブ油やワインをじゃぶじゃぶ使えば必ずある程度まで美味しくはなるのだが、「ぼのボーノ」で出てくるものにはそういう過剰さがない。実にあっさりとしていて、しかも他所にはない絶妙な味付けなのだ。いつ来ても、何度来てもそうで、頼まれてもいないのに他人に薦めたくなる。

残念だったのは、ゆっくりできなかったこと。ムッシュを山荘に一人(一匹?)残して出かけるにしのびず一緒に乗せてきて、我々の食事中、駐車場の車の中で留守番させていたので、食事が済むや否や席を立たなければならなかった。
晩秋の閑散期などで他に客が誰もいないような時には、キャリーに入れておけば室内の片隅に置くことを黙認してくれることもあるのだが、原則は当然、ペット持込禁止なのだ。

まだ行ったことはないが、清里や大泉にも“ペット可”のカフェがあるそうだ。が、そういうところは、メニューが限られるのではないかと思ってしまい、もしそうだったらそれも物足りないと、つい足が向かない。
犬の気持ちを尊重するか、飼い主の都合を優先するか、なかなか難しいところだが、これからはたまに、ムッシュのことも考えてやらねばなるまい。

梅雨の合い間に大急ぎという感じで山に行ってきたが、自宅に戻った翌日からはまた雨に逆戻り。まだしばらく梅雨は上がらないだろうから、今度行くのはすっかり明けてからにしよう。その頃はまた、今とは景色が一変しているに違いない。

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