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2006年6月19日 (月)

新車に替えるとき

今月の初め、6年ぶりに車を替えた。今まで乗っていた車に特に問題があったわけでも、はたまた特に購買意欲をそそられた新モデルがあったわけでもないのだが、何となく、気分転換(自分よりは家内の)という感じで買ってしまった(真のターゲットは家内なのだ)。まあ、今どき新車に乗り替えるのは、どこの家庭でも何も珍しいことではないのだが、我が家的には一つだけ画期的なことが...。

それは、今回は自分の車歴の中で初めてAT車にしたということ。そう、我が家は、1964年に最初のマイカーを購入して以来ずっと、MT車に乗ってきたのである。トヨタのパブリカから始まって、いすゞのべレット、ホンダの1300クーペ、ニッサンのローレル、トヨタのマークII、ニッサンのテラノ、そして直前のスバルのフォレスタと、さまざまなメーカーのさまざまなモデルに乗ってきたが、一貫してMT車だった。もっとも、最初の頃には、AT車はまだ日本の市場に存在していなかったが。

この時代にMT車とは、鶴田浩二の「傷だらけの人生」ではないけれど“古い奴だとお思いでしょう”(この譬え自体が古い!)が、そこには自分たち(家内も)なりのこだわりがあった。AT車も初期には何度か試乗してみたのだが、“アクセル・レスポンスがどうもしっくり来ない”の“運転する面白みがない”のと吹いているうちに、こうなってしまった。
最初のパブリカ(その名の通り低価格・高経済性の当時の大衆車、予算的にこれしか手が出なかった)と途中のローレルとマークII(この時期、いつも5人家族の全員を収容する必要があった)は別として、他は一貫して、MT車であることが意味を持つスポーツ・タイプ車か4WDのオフロード・タイプ車に乗ってきた。だから今回も、そろそろディーラー巡りをしてみようかなと思い立った時には、MT車しか念頭になかった。

ところが最近は、MT車は不当にマイナーな存在に押しやられているようだ。高級スポーツカーは別として、ほどほどの価格帯でスポーティ・ワゴンというと、ニッサンのXトレイルかスバルのフォレスタまたはレガシイぐらいにしかMT車はない。
ただスバルは、情報はよく送ってくるのだがしょっちゅう営業マンが変り、親しく話す機会もなくなってだんだん気持ちが冷め、次は別のメーカーの車にしようかと思っていたところだったので、まずはニッサンに行ってみた。
ニッサンにはもともと付き合いの長い営業マンがいたし、ニッサン車そのものも嫌いじゃなかったのだが、テラノを買い換えようとした時MT車がなくなってしまい、それでMT車の揃っているスバルにしたのだった。

ところが、久し振りに訪ねてみると、その営業マンは3回行って3回とも休み。よく聞けば病気で長期療養中という。おまけに、XトレイルのMT車はその店には置いてないし、他の店からも回せないという。結局、カタログとAT車を見ながら話をするしかなかったが、よく聞けば、MT車は最下級の車種なので、オーディオや余計なアクセサリーは一切付いておらず、ごく一般的な装備にするだけでAT車よりも高くつくことがわかった。
これは、量産車種だけに絞って生産や販売を効率化しようとするゴーンさんの戦略か?シートが撥水性のみを重視した素材であることや、メーター・パネルが運転席の真正面ではなく左方にズレている(ダッシュボード自体の中央ではあるが)ことにも違和感があった。

せっかく盛り上がっていた購買意欲がかなり萎えてしまい帰宅してみると、郵便受けにスバルのこの地区担当営業マンの顔写真入りニューズレター形式チラシが入っていた。普段なら一瞥するぐらいなのだが、タイミングが絶妙だったのでつい読んでみると、ちょっとそそられる、予想外にお買い得な情報が載っていた。
かくてその後はスバルへ行って、話も聞き試乗もするのだが、やはりMT車はフル装備すると高くつき、今回の情報にあったATの特別仕様車が最もお買い得とわかった。レガシイB‐スポーツという4WDワゴンである。こんどの担当営業マンも、以前の何人かとは違って、我が家のようなやや気難しい顧客の心理をよく理解しているようだ。

というわけで、何のことはない、結局これまでと同じスバル車に落ち着いた。自分でコロコロ心変わりしていながら客観的な言い方をするのも何だが、スバルとしては、地道な顧客コミュニケーションを続けたことによる勝利ということになるのだろうか。またニッサンとしては、長期顧客だったが1台空いた客に対してリレーションシップを維持し切れなかったことと、せっかく顧客が自ら接触してきたのに適切な対応ができなかったことが敗因か。興味のある方は独自に、原因と結果を関係付けてみてください。(誰も興味ないか!)

初めて同然のAT車で、今はまだマニュアルを確認しながらの運転だが、思っていたよりも進化していてあまり戸惑いはない。前車のフォレスタとくらべても高級感とゆとり感があってなかなかよろしい。まあまあ気に入った(と、家内も言っている)。

ディーラー巡りをしている時はいつもムッシュ連れだったが、本人(いや本犬)の承知しないうちに、いつのまにか座りなれたフォレスタからレガシイに変ってしまって、彼はいま車内では妙におとなしい。ハテ、何を感じ、何を想っているのだろう。

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コメント

レガシイB‐スポーツとはどんな車だろう?と思って、googleで「レガシイB‐スポーツ」と叩いてみたら、当ブログが4位でした。(驚
そこでコメント欄でさらに「レガシイB‐スポーツ」と連呼したら、順位が上がるかなと思い、あえてレガシイB‐スポーツ、レガシイB‐スポーツとコメントしてみる次第です。(^-^)

投稿: Betty | 2006年7月 3日 (月) 10時27分

「レガシイB‐スポーツ」をググってみたところ、7/22現在、堂々の1位です!!
http://www.google.com/search?ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%82%A4B%E2%80%90%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84

ちなみにヤフっても50位以内には表示されず、「レガシイB‐スポーツ 中澤功」でも表示なし。
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%82%A4B%E2%80%90%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%80%80%E4%B8%AD%E6%BE%A4%E5%8A%9F&ei=UTF-8&fr=top_v2&x=wrt&meta=vc%3D

Yahoo!をping送信先に加えられるとよいでしょう。
http://www.harakiri-style.com/mybubble/archives/000097.html

投稿: 0222 | 2006年7月22日 (土) 17時33分

ちなみに8/3現在でも「レガシイB‐スポーツ」でググると一位でした(再驚)Yahoo!は出ないですね…。

そのレガシイB‐スポーツの件ですが、前日実際に見る機会がありました。
スタイリングも名前にレガシイB‐スポーツ、と「スポーツ」がつくだけあって、スマートですね(●'-')

夏休みを満喫されてくださいませ!

投稿: Betty | 2006年8月 3日 (木) 16時25分

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